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2026年3月26日(木)から29日(日)までの期間、東京・青山にあるLIGHT BOX SATELLITE AOYAMA(ライトボックス サテリテ青山)にて、SETSUO KANO「余片(YOHEN)」展を開催いたします。
昨年9月東京初開催で大変ご好評をいただいた圧巻の個展を経て、今回は日本美学の現代的表現として幅広い世代を魅了するSETSUO KANOの作品を「余片(YOHEN)」という新しい方法でご紹介します。
加納節雄は、江戸絵画を中心とした古美術の蒐集家として培った経験をもとに、日本美学の根底にある「無常」の世界を、現代と未来へ伝えるための創作活動を行なっています。昨年来日したアーネスト・フェノロサ(注釈1)のファミリーからも、日本美学の本質を今に伝える作品であり絵師であると、大きな共感をいただいています。また大阪・関西万博では迎賓館に作品が展示され、世界各国の来賓に日本を代表する作品として紹介されました。
余片(YOHEN)という方法は、作家とともに原画の一部を取り出し生み出された新しい作品です。襖サイズの原画がオートクチュールであるとするならば、YOHENはプレタポルテと言えるでしょう。それは欠落した一部分ではなく、SETSUO KANOの深遠な原画の世界観を、より身近に想像し体験するための作品です。
SETSUO KANOの最新シリーズ、インドラ十五神は、日本の神々と同じく個性豊かで自然や人の生活に深く関係した神々です。SETSUO KANOが、「抜き」という独自かつ極めて日本的な技法で描ききったインドラの神々を、余片(YOHEN)という方法で、ご紹介します。
また今回の「余片(YOHEN)」展では、SETSUO KANOの深遠な世界をお手元でお楽しみいただけるよう、限定作品を販売いたします。
テクノロジーの発達によりあらゆるものが高速で作られ、モノも心も消費される現代だからこそ、紙と黒インクと筆だけで緻密かつ大胆に表現される、人間の持つ圧倒的で驚異的なパワーを本展で感じ取っていただくとともに、インドラ十五神のYOHENとの出会いが、あなたの世界観を広げ、生活を豊かにするきっかけとなれば幸いです。
加納節雄プロジェクト
注釈1:アーネスト・フェノロサ Ernest Francisco Fenollosa(1853-1908年)アメリカの東洋美術史家、哲学者。
明治時代に来日したフェノロサは、日本美術とその哲学に心から感動し、西洋化の波の中で軽視されていた日本美術の価値を再評価、その保存と振興に尽力しました。岡倉天心とともに、日本初の美術教員・美術家養成機関である東京美術学校(現・東京藝術大学)を設立したことでもよく知られています。没後、アーネストが残した数々の文化的資産を、残されたご家族が今もなお守り続けています。
【展覧会概要】
▪️タイトル :加納節雄「余片(YOHEN)」展 ―手元に置ける原画の世界観―
▪️会場 :LIGHT BOX SATELLITE AOYAMA(東京都港区南青山5-15-9 フラット青山101)
▪️会期 :2026年3月26日(木)~ 29日(日)
▪️開催時間 :11:00~19:00(初日は14:00 Open / 最終日は 17:00まで)
▪️入場料 :無料
▪️主催 :加納節雄プロジェクト
▪️プロデュース:クリップTMSクリエイティブ
▪️公式サイト:http://setsuokano.jp/
▪️Instagram:@setsuo_kano
▪️お問合せ :setsuokanoproject@cliptms.co.jp
【解説】
SETSUO KANO 加納 節雄と作品
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/168410/5/168410-5-a470193b6ae385047911ecf87161e0ba-560x310.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
2025年9月に東京で初の個展を開催した加納節雄は、江戸絵画を中心とした古美術蒐集で培った確かな審美眼と、世界を舞台にした経験から磨かれた思想と現代的感性を併せ持ち、驚異的な技法で作品を生み出し続ける稀有な絵師です。
彼の作品は、現代的で洗練された佇まいの中に、日本が千年以上にわたり育んできた「無常(MUJO)」の美学と哲学を内包しています。
作品は、固定された意味を持つ完成形ではなく、見る人の人生や時間、想像力と重なり合い、見るたびに異なる印象や解釈を生み出す深さと余白を備えています。
日本文化の特徴
山と海に囲まれ、時には大地そのものが揺れ動く環境の中で文化を育んできた日本では、この世界は常に変化し続ける「無常(MUJO)」として捉えられてきました。
その感覚は、わび・さびに代表される美学や、見立て・もどき・肖り・やつしといった独自の方法として洗練され、目に見えるものの奥にある気配や関係性を重んじる文化を形づくってきました。
インドラ十五神
インドラは、変化を生きる神だ。
雷と戦、光と闇をともに抱く存在。創造し、破壊し、再び生む。
この二重性こそが「無常の象徴」である。
(中略)
ゆえにインドラは、異国の神ではない。
日本の「無常」の呼吸と最も深く響き合う普遍的存在である。
ヴェーダの天空と、平安の月は同じ光を放つ。
加納節雄
なじみの薄かったインドラの神々を、中世の日本人は「無常」という共通性で自分たちの神々に重ね合わせて取り入れてきました。加納節雄はそれら神々のイメージと物語を、改めて現代的に描き出しています。
「抜き」の美学
余白の美学、引き算の美学などの言葉で語られることの多い日本文化のエッセンスを、加納節雄は、和紙の特性を最大限に生かした独自の「抜き」という表現方法でアートに昇華させました。
表情や身体の動き、服飾や法具の細やかな質感、水や炎など形をもたないイメージまで、そのほとんどを「抜き」で表現するのは、想像を絶するほどの驚異的な作業であり、美術史上でもあまり例のない非常に大胆な方法です。
日本古来の文化、芸術、美学。
その根幹にあるのは、すべて抜きだ。
そして私の絵もまた、抜きの只中で、
生まれようとする力を、決めずに受け止めている。
それがどれだけ密なる気の遠くなる抜きであろうとも、
ひたすら抜き、己を韜晦(とうかい)せしめる。
加納節雄
【展示作品イメージ】
※試作の段階であり、当日の展示作品とは異なる可能性があります。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/168410/5/168410-5-923ea78b257e51f7c207498519591c3c-1604x476.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
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プレスリリース提供:PR TIMES

