7月放送開始のTVアニメ『ワールド イズ ダンシング』の追加キャストがキャラクターの立ち絵とともに発表。能楽師、振付らスタッフ情報と原作・三原和人描き下ろしイラスト、キャスト・スタッフ陣のコメントが到着した。

『ワールド イズ ダンシング』は、講談社の青年漫画誌「モーニング」にて連載された三原和人によるマンガ。争いが絶えない動乱の時代、猿楽を舞う家の子として生まれた少年・鬼夜叉は「なぜ人は舞うのか」とぼんやりした疑問を抱きながら、気持ちの晴れない日々を過ごしていた。そんなある日、鬼夜叉は『よい』舞に出会う。人と出会い、笑い、泣き、自分の情けなさと向き合いながら、無常の世に生きる新しい舞を形作っていく……後に能を生み出し、世阿弥と呼ばれることになる美しき少年のダンシングストーリーだ。
このたび公開されたティザーPVは、「舞っても舞わなくても人は死ぬのだ」花守ゆみり演じる鬼夜叉(後の世阿弥)の衝撃的なセリフから始まる。世阿弥の父であり世阿弥と同じく能を大成させた人物として知られている観阿弥役を小西克幸が演じる。さらに土屋神葉、内田真礼、朴璐美、石谷春貴の出演がティザーPVで公開された。「舞など嫌いなのだ、父上など嫌いなのだ」父・観阿弥との関係とともに鬼夜叉を取り巻く人々の舞に対する思いが鬼夜叉自身の成長とともに描かれ、放送へ期待の高まるPVとなっている。

土屋神葉演じる石也は、観世座の一員で、鬼夜叉の理解者。幼い頃から足が悪く舞台に上がることは諦めているが、謡が得意でよく鬼夜叉たちの稽古に付き合っている。観世座と鬼夜叉を大切に思う、心優しき少年。土屋は「本作のアフレコ現場は、毎回、とても特別な空間でした。役者が揃った録音ブースに、監督・脚本家・プロデューサー・音響監督が入り、収録前に「今回の台本にはどのような意図があるのか」「どんなことを表現したいのか」といった想いを丁寧に共有してくださるんです。」とコメント。

内田真礼演じるコガネは、鬼夜叉の友達。いつも河原にいて、稽古をサボりに来た鬼夜叉とデタラメな作り話をして遊んでいる。粗野だが面倒見のいい性格。実は舞に興味がある様子。内田は「アニメの収録が始まった時、すごいものが始まったぞ、、、!と抑えきれない高揚感で胸がいっぱいになったことをよく覚えています。」とコメント。

朴璐美演じる増次郎は、田楽新座を牽引する若き芸人。他人にも自分にも甘えを許さない性格で、新座の士気をあげる中心人物。鬼夜叉にも厳しい視線を向ける。朴は、「今も昔も変わらず、クリエイターやアーティスト、芸事に身を置く者たちが抱える性が、これほどまでに剥き出しに描かれている作品に出逢えたことに、感謝です。」とコメント。

小西克幸演じる観阿弥は、観世座の座頭であり、鬼夜叉の父親。一代で猿楽の人気を押し上げた実力者。多くを語らない性格のせいか、鬼夜叉とはすれ違うことも多いが……。小西は「まさか自分が観阿弥を演じるターンがくるなんて、、、。本当にありがとうございます。映像や音楽も含めてどのような表現をされているのか今から楽しみですね!」とコメント。

石谷春貴演じる十二五郎は、観世座の一員で、小鼓方見習いの少年。真面目で礼儀正しい性格ゆえに、鬼夜叉には思うところがあるようで……。石谷は「この作品の『良い』を受け取ってもらうために、僕も僕の今の『良い』を全力で注ぎます。」とコメント。

また、原作・三原和人から描き下ろしイラストが到着。「原作を読んだことのある方にも、初めて触れる方にも、それぞれ違った入口から楽しんでもらえる作品になるはずです。映像ならではの空間と時間、新たな表現として、この物語が広がっていくことを期待しています。」とコメントを寄せている。

そして、猿楽や田楽、能楽の型付監修を能楽師の津村禮次郎、振付をTOKYO2020パラリンピック開会式演出や舞台『千と千尋の神隠し』のカオナシ役で話題の森山開次と川村美紀子が担当することが発表された。
スタッフ陣からもコメントが続々到着。アニメーションプロデューサーの溝口侃は、「この作品が現代を生きる皆さんにはもちろん、願わくば時代を超えて見てもらえる、古典アニメとなってくれたらと思います。」と期待を寄せている。音楽を担当する篠田大介は、「日々葛藤しながら芸に励み、成長していく鬼夜叉の姿には、現代に生きる我々にも通ずるものを感じます。」とコメント。

型付監修の津村禮次郎は、「そのドラマがアニメーションとして世に出る制作に関わることは能楽師にとっては新たな伝統の一ページでもある。古典が古典に留まることなく広く親しまれることを望んでいる。」とコメント。

TVアニメ『ワールド イズ ダンシング』は、TOKYO MX、BS朝日ほかにて7月より放送開始。
〈以下コメント全文〉
三原和人
原作がアニメというかたちで立ち上がることに、驚きと喜びを感じています。
一度語られた物語が、装いを変えてもう一度語られる。その流れに、どこか能の構造にも似た、不思議な縁を感じました。
連載中から、この物語は一つの決まった答えではなく、数ある可能性の中の一つのかたちだという意識がありました。たまたま、ある人物の、ある瞬間を切り取って自分が描いているに過ぎず、描かれなかった人物や別の選択も確かに存在している。
アニメでは、原作に登場しなかったキャラクターやシーンが描かれます。
原作を読んだことのある方にも、初めて触れる方にも、それぞれ違った入口から楽しんでもらえる作品になるはずです。映像ならではの空間と時間、新たな表現として、この物語が広がっていくことを期待しています。
土屋神葉
本作のアフレコ現場は、毎回、とても特別な空間でした。
役者が揃った録音ブースに、監督・脚本家・プロデューサー・音響監督が入り、収録前に「今回の台本にはどのような意図があるのか」「どんなことを表現したいのか」といった想いを丁寧に共有してくださるんです。
その時間を持つことで、役者たちの気持ちも自然と高まり、キャラクターや物語の世界へ、より深く入り込むことができました。
作品づくりへの情熱が、スタッフからキャストへ、そして作品へと伝播していく。そんな愛に溢れた現場だったと感じています。
この作品に携わったキャストは、きっと皆、より深く強く、この作品の世界全てを大好きになっていったのではないでしょうか。
僕もその一人です。
だからこそ、出来得る限り真正面から、全力でお芝居に向き合いました。この熱量が、作品を通して皆さまに届いたら嬉しいです。
内田真礼
ワールドイズダンシング、アニメ化決定おめでとうございます!!
今回コガネ役を演じさせていただきます、内田真礼です。
アニメの収録が始まった時、すごいものが始まったぞ、、、!と抑えきれない高揚感で胸がいっぱいになったことをよく覚えています。
舞をとりまく人々と青春の時間を過ごす事がとても楽しみです。
朴 璐美
この漫画を読んだとき、胸を鷲掴みにされるような感覚を覚えました。
こんな体験は久しぶりで、思わず震えてしまいました。
どのキャラクターをとっても自分を突きつけられているようで、傷みと恥ずかしさ、そして抗いがたい熱が内側から込み上げてきました。
今も昔も変わらず、クリエイターやアーティスト、芸事に身を置く者たちが抱える性が、これほどまでに剥き出しに描かれている作品に出逢えたことに、感謝です。
小西克幸
『ワールド イズ ダンシング』にて観阿弥役の声で参加させて頂きます、小西克幸です。
まさか自分が観阿弥を演じるターンがくるなんて、、、。
本当にありがとうございます。
映像や音楽も含めてどのような表現をされているのか今から楽しみですね!
ワールドイズダンシングの世界を楽しんで下さい!
石谷春貴
『能』というものに学生時代少しだけ触れてきた自分が十二五郎の声を担当できる、というのはご縁を感じますし、光栄でした。
人に、物事に、そして在り方に対しても、それぞれ受け取り方、感じ方が違います。生きてきた環境、経験によって培われたからこその『良い』があり、変わることもあり、変わらないこともある。そんな中、広義の意味で不変である『能』というもののお話です。
この作品の『良い』を受け取ってもらうために、僕も僕の今の『良い』を全力で注ぎます。
皆様の心に残るものがあればこれ以上はありません。放送をお楽しみに。
アニメーションプロデューサー 溝口 侃
私が大学生の頃の能楽の印象は、伝統芸能という堅苦しく古臭いもので自分にとっては縁遠い世界だと感じていました。しかし、のちに教えを受ける津村禮次郎先生の「能楽は室町時代のコンテンポラリーダンスなんだよ」という言葉に衝撃を受けて自身でも能楽を学ぶことになります。
そして、能楽を介して当時の人々と今の私たちが繋がっているという感動が『ワールド イズ ダンシング』を読んだ時にはっきりと蘇りました。本作では猿楽(のちの能楽)や田楽といった芸能が昔からある古典としてではなく、室町時代の最先端の文化として瑞々しく描かれており、その当時の創作への熱量が現代と変わらないものであることを伝えてくれています。
そこで、そんな室町時代において大衆芸能の最前線だった能楽にまつわるこの物語を、現代においてエンタメの最前線であるアニメで表現したら面白いところに辿り着けるんじゃないかと思い企画を立てました。
この作品が現代を生きる皆さんにはもちろん、願わくば時代を超えて見てもらえる、古典アニメとなってくれたらと思います。
音楽 篠田大介
室町時代に観阿弥・世阿弥によって大成し、現代においても日本の伝統芸能としてとても重要な無形文化財である「能」。
世阿弥(鬼夜叉)を主人公とし、その「能」を題材とした本作にお声がけ頂いた時、その内容、スケール感にとてもワクワクしました。
日々葛藤しながら芸に励み、成長していく鬼夜叉の姿には、現代に生きる我々にも通ずるものを感じます。
まだ詳細は明かせませんが、音楽もとても重要な役割を担わせて頂いており、随所に聴かせどころを準備しております。
長い年月をかけて監督始めスタッフの皆さんと創り上げてきたこの作品、是非楽しみにして頂ければと思います!
型付監修 津村禮次郎
猿楽の能が能楽として現代まで生きながらえ引き継がれて来たことは、
その時代と一座の頭であった観阿弥、世阿弥親子の働きなくしてはありえない。
そのドラマがアニメーションとして世に出る制作に関わることは能楽師にとっては新たな伝統の一ページでもある。
古典が古典に留まることなく広く親しまれることを望んでいる。
<ストーリー>
1374年、南朝と北朝二つの朝廷の争いが続く動乱の時代。猿楽を舞う家の子として生まれた少年・鬼夜叉。「なぜ人は舞うのか」ぼんやりした疑問を抱きながら、気持ちの晴れない日々を過ごしていたが、ある日『よい』舞に出会う―。後に能を生み出し、世阿弥と呼ばれることになる美しき少年の世界が今、広がり始める。
【CAST】
花守ゆみり、土屋神葉、内田真礼、朴 ?美、小西克幸、石谷春貴
【STAFF】
原作:三原和人『ワールド イズ ダンシング』(講談社モーニングKC刊)
監督:黒柳トシマサ
キャラクターデザイン:佐々木啓悟
シリーズ構成・脚本:川滿佐和子
副監督:淵本宗平
サブキャラクターデザイン:久武伊織
プロップデザイン:おだし
美術設定:緒川マミオ
美術監督:小倉宏昌
井上一宏
色彩設計:佐藤直子
成毛久美子
3D監督:中野祥典
撮影監督:菊池優太郎
編集:平木大輔
音響監督:長崎行男
音楽:篠田大介
題字:根本 知
型付監修:津村禮次郎
振付:森山開次
川村美紀子
能楽監修:川口晃平
歴史監修:清水克行
アニメーションプロデューサー:溝口 侃
アニメーション制作:CygamesPictures
©三原和人・講談社/『ワールド イズ ダンシング』製作委員会











