『エヴァンゲリオン』の「モノ」と「コト」のコラボレーション史を紐解く「EVANGELION CROSSING EXPO ―エヴァンゲリオン大博覧会―」が、2年ぶりに東京・六本木で凱旋開催。「アニメ!アニメ!」編集部も博覧会に行ってみました。
『エヴァンゲリオン』といえば、シリーズ最終作で話題となった『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の記憶が新しいですが(といっても公開から早3年!?)、1995年に放送されたTVシリーズから長きにわたり人気を博す作品です。
今回の「エヴァ博」では、幅広いグッズアイテムから、コラボレーション企画まで、これまでの歴史を辿るような展示となっていました。自身が持っているもの、見覚えのある懐かしいもの、見逃していたコラボグッズなど……展示総数は約4,000点にのぼるため、さまざまな思いが込み上げてくること間違いなしです。
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まず入口すぐのコーナーは、ビデオやDVD、原画集、マンガなどが飾られています。TVシリーズの絵柄もですが、厚さがある“ビデオテープ”を見た瞬間にとても懐かしい記憶が蘇りました。幼い頃、レンタルショップで赤い液体に浮かんだ生気を感じない綾波レイのジャケットが少し怖かったんですよね……。
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また、このレコードのようなものはなんだろう?と見てみると、なんとレーザーディスクでした。やはり25年以上もの年月を展開し続けると、ビデオ、レーザーディスク、DVD、Blu-rayとさまざまな形態で発売されていることになります。
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また、アイテムのほかに初号機、ロンギヌスの槍、プログレッシブナイフ、綾波レイといった存在感抜群のオブジェも。近くで細部を眺めてもよし、隣でポーズを取りながら記念撮影も撮るのも楽しそうです。
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個人的に気になった展示は、クリアファイルのコーナーです。クリアファイルは実用的なうえにイラストもじっくり見られるため、筆者はついついコレクションしがち(そしてもったいなくて使えない!)。
ただアイテムとしては普通すぎて、展示物として取り上げらるイメージはありませんでしたが、80枚近くのクリアファイルが壁一面を埋め尽くしていました。
シンジ、レイ、アスカとキャラクターごとに展示されており、ふと男女のキャラクターが同じ比率でグッズ化されるのは結構珍しいなぁと感じました。筆者はイケメンが登場するアニメにばかり目が行きがちですが、本作については若い頃は影ある綾波、年齢を重ねてからはツンとしたアスカ……と女子キャラクターにも惹かれてしまう珍しい作品でした。
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さらに中へ進むと、プライズ賞品やフィギュアがガラスケースに所狭しと並べられています。たくさんフィギュアがありましたが、メーカーや時代によって造形や表情はさまざまで見ていて飽きません。
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そして、一番大きなフロアに辿り着いてもエヴァ尽くし。こんなにエヴァプロダクトはあるのかと、把握しきれていない数々に驚きました。エヴァファンの方も、どれぐらいコレクターできているのでしょうか?
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プラグスーツをデザインしたレースクイーン衣装とバイクが登場した「エヴァンゲリオンレーシング」、同じくプラグスーツデザインのウェットスーツや自転車、アウトドアグッズ、寝袋、ゴルフのクラブケース、工具、傘、鯉のぼり……!?
アイテムの幅が想像以上に広く、何でもありそうなレベルです。
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また、キラキラと輝くパチンコエヴァンゲリオンの筐体、伝説のホスト・渚カヲルまで! 棚や壁をじっくり見るほか、天井や上部までくまなく注目していきましょう。
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もちろん、UTコレクションなどのアパレル、カップヌードル、UCC上島珈琲、Schickといった企業コラボも数あまた。こう振り返ると、この25年間いつもエヴァは身近にあったんだと感じざるを得ません。
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展示ゾーンを抜けると、グッズ売り場に到着。アマンド六本木店とコラボした「リングクッキー」、「六本木ロゴ」とコラボしたアクリルスタンドやマグカップなど、六本木会場からの新入荷商品も増えているので要チェックです。
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展示にグッズ購入に満足したところで、「エヴァンゲリオン大博覧会“名セリフ”カフェ」で一休みするのもおすすめ。その名のとおり作中の印象的なセリフをメニューで再現。「あんた、バカぁ?」とアスカのイラストが添えられたチリチーズホットドッグ、ピアノがかわいい「いいね!いいよ、君との音」二人の連弾オムライスとなど、ファンなら気になってしまうメニューに仕上がっています。
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「EVANGELION CROSSING EXPO ―エヴァンゲリオン大博覧会― 東京凱旋」は、六本木ミュージアム にて2024年10月22日まで開催中。ぜひ足を運んでみてくださいね。
¥2,618
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
< EVANGELION CROSSING EXPO ―エヴァンゲリオン大博覧会― 東京凱旋 概要>
■会場:東京・六本木ミュージアム
東京メトロ「六本木駅」より徒歩7分、 都営大江戸線「麻布十番駅」より徒歩10分
■会期:2024年9月13日(金)~10月22日(火)
会期中無休
■開場時間:10:00~18:00(最終入場 17:30)
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