ディズニー&ピクサー「マイ・エレメント」ピーター・ソーン監督と「すずめの戸締まり」新海誠監督が対談! ロングバージョン動画公開 | アニメ!アニメ!

ディズニー&ピクサー「マイ・エレメント」ピーター・ソーン監督と「すずめの戸締まり」新海誠監督が対談! ロングバージョン動画公開

ディズニー&ピクサー映画『マイ・エレメント』のピーター・ソーン監督と、『すずめの戸締まり』新海誠監督の対談が、2024年11月にピクサー・アニメーション・スタジオで実現。今回、その対談動画のロングバージョンが初お披露目となった。

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『マイ・エレメント』場面カット(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved
  • 『マイ・エレメント』場面カット(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved
  • 『マイ・エレメント』ビジュアル(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved
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ディズニー&ピクサー映画『マイ・エレメント』のピーター・ソーン監督と、『すずめの戸締まり』新海誠監督の対談が、2024年11月にピクサー・アニメーション・スタジオで実現。今回、その対談動画のロングバージョンが初お披露目となった。

『マイ・エレメント』ビジュアル

『マイ・エレメント』は、『トイ・ストーリー』の“おもちゃの世界”、『モンスターズ・インク』の“モンスターの世界”、『ファインディング・ニモ』の“海の中の世界”、『インサイド・ヘッド』の“頭の中の世界”、『リメンバー・ミー』の“死者の世界”など、ユニークでイマジネーションあふれる様々な“もしもの世界”を生み出してきたディズニー&ピクサーが新たに描いた、“エレメントの世界”の物語。
2023年8月4日に公開となり、「第81回ゴールデングローブ賞」作品賞(アニメーション部門)にノミネートされた。

『すずめの戸締まり』本ビジュアル

『すずめの戸締まり』は、『君の名は。』『天気の子』などで知られる新海誠監督の最新作だ。
日本各地の廃墟を舞台に、災いの元“扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描いている。
2022年11月11日に公開を迎え、国内興行収入149.4億円、海外での興行収入は300億円を突破した、日本映画史上“海外で最も見られた”作品であり、こちらも「第81回ゴールデングローブ賞」作品賞(アニメーション部門)にノミネート。

今回、両作品で「第81回ゴールデングローブ賞」同賞同部門にノミネートされた両監督の対談動画のロングバージョンが、「ディズニープラス」公式YouTubeチャンネルにて初公開された。

2023年8月、新海監督は劇場で映画『マイ・エレメント』を鑑賞。「作り手があらゆる手法でこちらの感情を動かそうとしてくれている、最高峰のビジュアルを届けようとしてくれている、そういう志に溢れている作品でした。映画から透けるそういう態度とその技に感動するのです。背筋が伸びました!」とXでポストし、これにソーン監督が「なんと光栄な! 新海監督の作品は素晴らしく、私や多くのスタッフにインスピレーションを与えてくれました」と反応したことを機に、両監督による交流が始まった。

そして11月中旬、新海監督の渡米のタイミングで、サンフランシスコのピクサー・アニメーション・スタジオを訪れることになり、2人の対談が実現。
ピクサー・スタジオのクリエイターたちとのQ&Aセッションのあと、後ソーン監督との1時間に及ぶロング対談が行われたという。

『マイ・エレメント』場面カット

ソーン監督と新海監督は、互いの家族に思わぬ共通点があったことがわかるとすぐに打ち解け、対談が軽快にスタート。
観客とのコネクトや映画製作のプロセスなどのテーマについて、互いのスタジオの共通点に安堵したり、相違点に驚いたりしながら、“Makoto”“ピーター”とファーストネームで呼び合いながら和気あいあいしたムードに。

新海監督は、最初は周りの数人に見て欲しいと思って作った商業デビュー作『ほしのこえ』からキャリアが始まり、10万人超えの観客を集めた『言の葉の庭』までファンに励まされてきた30代。
次の『君の名は。』では約2,000万人もの観客動員を記録し、『天気の子』『すずめの戸締まり』と大規模公開作が続き、何千万人の方々に映画を楽しんでもらうには何をやればいいかを考え続けた40代、と自身のこれまでを回想。
ソーン監督も、共同監督から製作途中で監督に替わった映画デビュー作『アーロと少年』と今回の『マイ・エレメント』での製作プロセスの変化を語った。

『すずめの戸締まり』場面カット

お互いに製作スタッフと何度もブレストしながら物語を作っていく部分は共通しているものの、ピクサーではたくさんのストーリーアーティストが居るのに対し、新海監督は原案から脚本まで自身1人で仕上げていることを聞いたピーター監督は感心した様子。
一方の新海監督も、ストーリーアーティストの存在を羨ましがったり、ほぼ3年ごとに新作を発表している自身と比較して、『マイ・エレメント』の製作期間が7年というのを聞いて驚いたり、と両者ともにリスペクトを伝えながら次々と質問を交わる。

他にも、『マイ・エレメント』製作中にソーン監督の父親と母親が亡くなり、当初予定されていた物語よりエモーショナルな面が強くなっていったこと、ソーン監督が大泣きしたという『すずめの戸締まり』のクライマックスシーンは新海監督が最初から決めており同シーンから映画全体を作り上げていったこと、など次々と語り合い、話が尽きない対談に。
対談の終わりには、お互いプロセスは違っても、良い作品を観客の皆さんに届けたい、という同じ想いで映画を作っていることを認め合い、良い関係を続けていくことを確認して、固い握手を交わした。


マイ・エレメント
¥509
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
すずめの戸締まり
¥2,500
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

(C)2024 Disney/Pixar. All Rights Reserved
(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会

《林洋平》
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