『ポケモン』シリーズの完全新作ストップモーションアニメーション『ポケモンコンシェルジュ』が、2023年12月28日より「Netflix」にて世界独占配信開始。今回、制作の裏側に密着したメイキング映像もお披露目となった。
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『ポケモンコンシェルジュ』は、ポケモンたちがお客さまとして訪れる南の島“ポケモンリゾート”の新米コンシェルジュ・ハル(声:のん)が、先輩スタッフとともにポケモンのお世話に奔走しながら、やがて本当の自分らしさに気付いていく物語を描く完全新作ストップモーションアニメだ。
「ポケモンコンシェルジュ」では、静止した人形を一コマごとに少しずつ動かしながら撮影する“ストップモーション”という技法を使用。
小川育監督は本作の制作にあたり、「ポケモンがいる世界をリアルに感じてもらえるような作品を目指した」と語っており、今回のメイキング映像では、新たなポケモン映像を生み出すための挑戦を垣間見ることができる。
コンセプトアートとキャラクターデザインを手掛けたのは、2009年公開の『コララインとボタンの魔女 3D』でコンセプトアートを担当し、当時日本人初となるアニー賞最優秀美術賞を受賞した上杉忠弘だ。
上杉はポケモンリゾートというポケモンの癒しの場を描く上で、「ポケモンの世界の範疇からあまり逸脱はしすぎないけれども、意外性はある、というような落としどころを探っていきました。見て“楽しそう!”って思えるかが大事なところです」と解説。
本作に登場する様々なポケモンたちやハル、先輩のアリサやタイラなど、人形制作進行を担当したドワーフスタジオの原田脩平は、ポケモンの表現について「ストップモーション・アニメーションは、人形がどのように動くのかを前提に設計していく世界なので、形、大きさ、素材をそれぞれのポケモンごとに考えながら検証していきました。そこが一番大変で、やりがいでしたね」と明かす。
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中でもコダックについて、小川監督は「コダックは体型がすごくシンプルで、足も短いですし、手もお腹まで届かないので行動の範囲が制限されていて、歩いたり走ったりするときも鈍くさい感じがいいなと思ったので無駄な動きを入れてみたりもしました」と、こだわりを語った。
また、そんなコダックのお世話に奔走するするハルは、初期段階で上杉忠弘の手がけたキャラクターデザインでも、様々な表情集が描かれている。
小川監督とディスカッションを重ね、原田は実際にハルを動かすために「体の動きだけでなく顔の表情で(心情を)たくさん伝えられるように表情のパーツをたくさん作りました。ハルは主人公なので30種類くらいの表情を用意しましたね」とのことだ。
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また本作には、美術や小道具などの至る所にも、ポケモンをモチーフが散りばめられている。
小川監督は「ポケモンをモチーフにしたプロダクトが色んなところに出ているので探してみてください。何度見ても新たな発見があると思うので繰り返し見ていただきたいです。」と語るように、遊び心に満ちた楽しい演出も見逃せない。
『ポケモンコンシェルジュ』は、「Netflix」にて世界独占配信中。
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