夏はジブリ！金ローで「風の谷のナウシカ」「コクリコ坂から」「もののけ姫」が3週連続放送

スタジオジブリの最新作となる宮崎駿監督作品『君たちはどう生きるか』が、いよいよ2023年7月14日に公開される。これを記念して、日本テレビ系列の映画番組「金曜ロードショー」ではこの夏、3週連続でスタジオジブリ作品を放送する。7月7日に『風の谷のナウシカ』、7月14日に『コクリコ坂から』、7月21日に『もののけ姫』がおくられる。

7月7日の第1夜は、宮崎駿監督の原点ともいえる、1984年公開のトップクラフト制作による『風の谷のナウシカ』だ。戦争で現代文明が滅んだ世界を舞台に、人間にとって毒となる“瘴気”を出す森「腐海」を巡る大国との争いに巻き込まれながらも、巨大な生物・王蟲たちと心を開こうとする、優しく、強いヒロイン・ナウシカが奇跡を起こす姿を描く。

7月14日の第2夜は、宮崎吾朗監督による作品として2011年に公開された、少女マンガが原作の青春物語『コクリコ坂から』だ。物語は、横浜のとある高校に通う16才の少女・海が、歴史ある文化部部室の建物を守ろうとする少年・俊と出会うところから始まる。海と俊はともに活動をするうちに惹かれあっていくが、二人には衝撃の運命が待っていた。

7月21日の第3夜は、宮崎駿監督渾身の超大作である『もののけ姫』だ。1997年の公開当時は日本映画の興行収入記録を塗り替えた。北の果てに住む一族の青年・アシタカは、“タタリ神”から死の呪いを受け、救った村を追われた。呪いを絶つ方法を探す旅に出たアシタカは、“もののけ姫”サンとの出会いを通して、森と人が争わずに済む方法を模索する。

また、「金曜ロードショー」ではこの夏、撮影技師のキャラクター「フライデーおじさん」のオープニングが復活するのも見どころだ。このキャラクターは、『もののけ姫』制作中の1997年、宮崎駿監督が描いたカメラを回す撮影技師のおじさんの絵から誕生したもの。これを『耳をすませば』の監督を務めた近藤喜文が映像化し、さらに久石譲が「Cinema Nostalgia」という曲をつけたという経緯がある。実は「フライデーおじさん」という名前が付いたのは2021年とごく最近であり、宮崎駿監督がその名付け親となった。ジブリの夏は映画を届ける「フライデーおじさん」にも注目してみたい。

『風の谷のナウシカ』は7月7日、『コクリコ坂から』は7月14日、『もののけ姫』は7月21日に、日本テレビ系列の映画番組「金曜ロードショー」にて3週連続で放送される。

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『風の谷のナウシカ』
（C）1984 Studio Ghibli・H

『コクリコ坂から』
（C）2011 高橋千鶴・佐山哲郎・Studio Ghibli・NDHDMT

『もののけ姫』
（C）1997 Studio Ghibli・ND