映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」芸術の都・パリ随一のスポットに溶け込む…幻のアザーカットが特別公開 | アニメ!アニメ!

映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」芸術の都・パリ随一のスポットに溶け込む…幻のアザーカットが特別公開

実写ドラマ『岸辺露伴は動かない』のキャストと制作陣による映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』より、パリ随一のスポットに露伴と京香が見事に溶け込んだ、幻のアザーカットが特別公開された。さらに、奇跡的な瞬間を収めるに至った撮影秘話も明らかになった。

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『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』アザーカット(C)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
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  • 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(C)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
  • 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(C)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

実写ドラマ『岸辺露伴は動かない』のキャストと制作陣による映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』より、パリ随一のスポットに露伴と京香が見事に溶け込んだ、幻のアザーカットが特別公開された。さらに、奇跡的な瞬間を収めるに至った撮影秘話も明らかになった。

「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

『岸辺露伴は動かない』は、相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気マンガ家・岸辺露伴(演:高橋一生)が、編集者の泉京香(演:飯豊まりえ)とともに遭遇する奇怪な事件や不可思議な現象に立ち向かう姿を描く実写ドラマだ。シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る荒木飛呂彦のマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれた傑作スピンオフを原作としており、2020年12月に第1期(第1話~第3話)、2021年12月に第2期(第4話~第6話)、2022年12月に第3期(第7話~第8話)が放送されてきた。

映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』では、美の殿堂・フランスのルーヴル美術館を舞台に展開される、荒木初となるフルカラーの読切で描かれた人気エピソードにして岸辺露伴最大の事件を、劇場長編映画として実写化している。

このたびそんな本作より、芸術の都・パリの街中で撮影され、抜群の完成度で甲乙つけがたい仕上がりながら別デザインに決まったために採用されなかったという、幻のアザーカット2点が特別に公開された。

1枚目のカットは、この劇場長編映画の制作にあたって新たにデザインされた黒のロングコートを身に纏い、街灯にもたれて一人佇む露伴の姿を捉えている。このカットは、夜明けを迎えたばかりの早朝のパリ、ルーヴル美術館の裏にあるリヴォリ通りで撮影されたもの。パリ有数の人気を博す通りで、灯りに照らされて浮かび上がる露伴のアンニュイな表情や、背後の壁に大きく伸びた影も印象的で、まさに「ルーヴルの“裏”」という本作の物語にもピッタリなスポットだ。

これから待ち受ける「この世で最も黒く、邪悪な絵」にまつわる“岸辺露伴最大の事件”の不穏さをにじませる、ミステリアスなカットに仕上がっている。

『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』アザーカット

そしてもう1枚は、地元民も愛するというフォトジェニックな階段の上で、襟元に手を添えて物思いにふける露伴と、リラックスしながら少しおどけたような様子で見つめている担当編集の京香をモノクロームで映したものとなる。劇中、露伴と京香がパリでの案内を務めてくれるエマ・野口(演:美波)と合流するシーンでも登場するこの階段はドーム通りにあり、人通りも激しくなくゆったりとした時間が流れ、芸術の香りが息づいている場所だ。

この撮影で初めてフランスを訪れた飯豊は、パリの印象について「これまで絵本やテレビでしか見たことがなかった街を訪れて感動しています。しかも私にとって大切な作品の撮影で来られたのですから尚のこと。オシャレにしても、パリにいるとのびのびとできる感じがします」と喜びを滲ませながら語っている。日本を飛び出したパリの街並みでも、モノトーンの衣装をシックで上品に着こなす高橋と飯豊の姿は、いつもの露伴と京香の雰囲気を捉えながらもスタイリッシュな仕上がりだ。

また、撮影を担当した写真家の菱川勢一は「その場で生まれるものを大事にしたい」という思いで、撮る場所だけは事前に決定していたが具体的な構図までは作り込むことなく、現場でもかなり自由な雰囲気で撮影を行った。最終的に本ポスターとして採用された、ルーヴル美術館をバックに露伴が歩を進めるようなショットも同様で、いずれも限られたスケジュールの中で、移りゆく空模様や俳優陣の存在感と背景に入れ込むパリのロケーションとのバランスなど、さまざま試行錯誤をした上で撮られた奇跡的な1枚ばかりとなった。

先日、公開記念舞台挨拶に登場した高橋は、作品の消費スピードが速まっている時代性にも触れながら「これは原作にも書かれていることですが、露伴の露には儚いという意味が込められているそうです。僕は俳優としてその儚いものと共に過ごしていきたいと思っています。皆さんも皆さんなりにこの儚いものと共に過ごしていただき、『岸辺露伴ルーヴルへ行く』を長く大切にしていただきたいです」と力を込めて挨拶していた。

この幻のビジュアルからもうかがえるように、数々の芸術的ショットがそのまま大スクリーンで動き出すかのように美しい映像に酔いしれる、一つの“芸術作品”となる本作をぜひスクリーンで堪能してみたい。


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(C)2023「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」製作委員会(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

《仲瀬 コウタロウ》
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