「コードギアス」のゲーム『ロススト』主題歌「実は打ち合わせ前から曲を作っていた」FLOWメンバーと谷口プロデューサーが語る制作秘話 | アニメ!アニメ!

「コードギアス」のゲーム『ロススト』主題歌「実は打ち合わせ前から曲を作っていた」FLOWメンバーと谷口プロデューサーが語る制作秘話

「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」より、主題歌を担当するFLOWのみなさんと、バンダイナムコフィルムワークス・谷口廣次朗プロデューサーのインタビューをお届け。

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「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」FLOWスペシャルライブ
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DMM GAMES・f4samuraiが手掛けるスマートフォン・PC向け新作ゲーム「コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ」(以下、『ロススト』)が2023年5月17日に配信1周年を迎えた。当日は1周年を記念した生配信が行われ、各種キャンペーンなどを含めた新情報を発表。また、FLOWによるスペシャルライブも行われた。

ライブのセットリストはアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』シリーズを彩ってきた「COLORS」、「WORLD END」、「DICE」、本作の主題歌でもある「PENDULUM」に加えて、『ロススト』第2部の主題歌となる「LOST」も初披露。配信を見ていた方々も多いに盛り上がる内容となった。

アニメ!アニメ!ではイベント終了後にFLOWのみなさんと、バンダイナムコフィルムワークス・谷口廣次朗プロデューサーにインタビュー。『ロススト』主題歌の制作秘話や、今後の展望などについてお話を聞いた。

[取材・文:M.TOKU 撮影:吉野庫之介]



――まずはライブの感想をお聞かせください。

FLOW:1年前の『ロススト』リリース直前生放送に続いて、1周年という記念の場でもライブをやらせていただけて嬉しかったです。「LOST」という新曲を初披露することもできて、最高のライブでした!





――今回のライブでは、「PENDULUM」も歌唱されました。こちらはどのような思いを込めて作られましたか?

FLOW:もはや、制作していた頃が懐かしいです(笑)。

谷口:そうですね。もう5年くらい前の話になると思います。

FLOW:ですよね。確か日本武道館で「後々、『コードギアス』関連の何かになる」と言って、初披露させていただいたんですよ(笑)。あれからもう5年が経ったんですね。同じシリーズでこれだけ長く関われるというのは、我々にとっても非常に幸せなことです。多角的に表現できる作品だからこそ、何か違う形を展開できたという気持ちで、当時は制作していましたね。

――オリジナルアニメの立ち上げからこれだけ長くタッグを組んでいるのは、あまりないケースだと思います。この経験は、みなさんの音楽制作においてどのように活きていますか?

FLOW:『コードギアス 反逆のルルーシュ』や『交響詩篇エウレカセブン』は原作漫画や小説などがない分、設定資料集・絵コンテなどの世界観をよりしっかりと自分の体に入れて楽曲を制作しました。そういうスタイルが、脈々と染み込んできたと思っています。

――なるほど。

FLOW:長年連れ添ったから、世界観や期待されているであろうことも何となく肌感で分かるんです。お互い歩んできたキャリアがあるからこそ、作り上げられるものもある気がしますね。





――シリーズに長く関わってきて、『コードギアス』にはどんな思い入れがありますか?

FLOW:まず、お互いに続いているというのが嬉しいです。『コードギアス』はFLOWというバンドをより知ってもらうきっかけになった作品なんですよね。海外のライブでも、作品ファンの方々の熱量の高さを感じています。ライブでお客さんが「COLORS」を一緒に熱唱してくれるんですよ。それだけみんなを惹きつける作品とタッグを組んで一緒に歩めているのは、本当に光栄なことだと思っています。

――新たな歩みとして、先ほどもお話されていた「LOST」を本日披露されました。谷口さんはFLOWさんに楽曲制作を依頼する際、どんなリクエストをされましたか?

谷口:第2部のストーリーをお伝えしたうえで、「よければ『ロススト』主人公の行く末を想像していただけるとありがたいです」というお話をさせていただきました。

――そのリクエストにお応えするのは大変でしたか?

FLOW:打ち合わせした翌日にデモを送りました(笑)。

――えっ!?

谷口:実は、お話をする前からもう曲を作っていただいていたみたいなんです。

――そうだったんですね!

FLOW:はい。話が進んでいけば、『ロススト』も『コードギアス 反逆のルルーシュR2』(以下、『R2』)の世界観になってくるだろうなと思っていたんです。『R2』のアニメ放送時、谷口悟朗監督から「オープニングだけは救われたい」「明るめの曲にして欲しい」という話がありました。そうしてできあがったのが、「WORLD END」。対して今回の「LOST」は、「『R2』の物語に沿った楽曲を作るなら、こうなるんじゃないか」と、前から想像していたことを形にしたものなんです。

谷口:まだ詳しくはお話できませんが、歌詞の内容はストーリーと非常にリンクしています。こんなに作品に寄り添っていただけて、本当にありがたいですね。FLOWさんはやっぱりすごい。デモをいただいて、すぐに「OKです」とお返事しました。

――スムーズに制作が進んだんですね。

FLOW:谷口プロデューサーとはよくお話させてもらっていて、世界観の共有ができているので、制作は早かったです。





――1周年記念配信では、「LOST」の楽曲に合わせた映像も公開されました。

谷口:「LOST」というタイトルから連想されること、また『R2』の物語は世界での戦いに広がっていくということを意識して映像を制作しました。見ていただいた方には、アンビバレンツ感や危うさも感じていただけるんじゃないかなと。映像も「WORLD END」とは真逆な仕上がりになった気がします。

【コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ】1stアニバーサリー記念特番 FLOWライブスペシャル
――メジャーデビュー20周年を迎えるFLOWさん。デビュー時からここまでの歩みを振り返ってみると、どんな20年だったと感じていますか?

FLOW:挑戦を続けてきた20年間だったと思っていて。「贈る言葉」をパンクバージョンでカバーしたり、アニメタイアップソングのみをコンパイルしたアルバムをバンドで初めて出したり、『コードギアス』とコラボして仮想空間のなかでバーチャルライブを開催したり。そもそも、16年前に『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主題歌を担当したとき、今ほどロックバンドがアニメの主題歌をやるということは多くなかった気がします。そういうチャレンジを続けてきたバンド活動・歴史でしたね。

――では20周年のその先、今後の展望を教えてください。

FLOW:誰も欠けることなくこの5人で20年やってきたので、できる限りこのメンバーで続けていきたいです。あと、アフリカ大陸とオーストラリア大陸に行かせてもらうと一応、五大陸を制覇しますので、それは成し遂げたいですね。それもこれも、アニメとの繋がりがなければ成しえなかったことだと思います。色々なアニメ作品に出会えた自分たちは、すごく幸せ者ですね。

――生配信では「コードギアスライブフェス」というお話もありました。

FLOW:やりたいですね!

谷口:FLOWさんのお力も借りつつ、実現できればいいなと思っています!

――最後に、読者のみなさまへメッセージをお願いします。

谷口:FLOWさんにはもう何曲か作っていただいて、『コードギアス』アルバムを出して欲しいです。

FLOW:おぉー! 『コードギアス』縛り。

谷口:あと6曲ほど作っていただければと(笑)。

FLOW:フルアルバムですね!

谷口:CDを買っていた世代としては形として残るものが欲しいので、そこまで長くお付き合いいただけたらと思っています!

FLOW:ぜひ! 先ほども言いましたが、僕たちは『コードギアス』という作品に出会えたことで、バンドの世界が広がりました。その作品とこうやって長くコラボし続けられるのが嬉しいです。これからも感謝とリスペクトの気持ちをもって歌っていくという気持ちでいっぱいです。誰よりもでっかい『コードギアス』愛を形にできたら最高ですよね。1ファンとして、これからの展開も楽しみにしています!


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《M.TOKU》
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