TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の関連会社の長期保管品の販売を行い、売上の一部はアニメや特撮の資料保存活動に寄付するチャリティイベント「エヴァンゲリオン感謝祭」が福岡・博多マルイにて2023年5月5日から開催される。
1995年のTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』放送以降、社会現象を巻き起こした『エヴァンゲリオン』シリーズ。庵野秀明の作り上げた世界観はコミック・映画・ゲームなど多くのメディアで展開され、老若男女問わずに人気を誇っている。
2021年にはシリーズの完結編となる映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開され、シリーズ最大のヒットとなる興行収入102.8億円を記録した。
「エヴァンゲリオン感謝祭」で販売されるアイテムの多くはすでに販売が終了し、現在では入手が困難になっている。また、非売品やメーカーから当時の版元に提供された“保管サンプル品”の一部も含まれるが、アニメ・特撮の文化を後世に遺す「アーカイブ事業」をサポートするという趣旨のもとで著作権者の了解を得て、販売を行うチャリティイベントになる。
商品を一部紹介すると、ミニカーブランドが1/16サイズのミニカーとして製品化した葛城ミサトの愛車「NERV官用車」や、『ケロロ軍曹』などで有名な漫画家・吉崎観音がデザインした“綾波レイが使徒と融合したら……”というコンセプトのフィギュアシリーズ「使徒XX」、カシオ・G-SHOCKのキャラクターコラボ最初期の製品となる「G-SHOCK EVANGELIONモデル」などがある。
そのほかにもゲームソフトの初回限定特典でキャラクターの名セリフがデザインされた「名言湯呑み」、日本のフィギュア文化発展のきっかけになった「フィギュア・綾波レイ」など興味深いものばかりだ。
会場となる博多マルイでは、アニメ特撮アーカイブ機構（ATAC）が保存する『新世紀エヴァンゲリオン』のセル画や原画といった貴重な資料も展示し、ATACの資料保存の活動も紹介している。こちらは4月21日からすでに開催中だ。
また、JR九州ホールで開催中の「―EVANGELION CROSSING EXPO― エヴァンゲリオン大博覧会 」の半券チケットを持参して、お蔵出しチャリティ販売で買い物をするとオリジナルノベルティ（エヴァンゲリオン感謝祭 ウェットティッシュ）を配布する。エポスカード会員の購入特典として、過去のイベントなどで配布された冊子の提供も数量限定で行う。
「エヴァンゲリオン感謝祭」は5月11日まで『新世紀エヴァンゲリオン』のセル画展、お蔵出しチャリティ販売は5月5日～5月7日にかけて開催する。会場は博多マルイ5階（福岡市博多区博多駅中央街9番1号）。開場時間は10時～21時となっている。
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