神谷浩史＆賀来賢人の掛け合いは必見！アニメ映画「金の国 水の国」重要な“密会シーン”公開

アニメ映画『金の国 水の国』が、2023年1月27日に公開を迎える。このたび公開目前の本作から、賀来賢人演じる主人公ナランバヤルと神谷浩史演じるサラディーンの「超重要な密会シーン」が到着した。心の機微を繊細に演じる、2人の掛け合いが見逃せない場面だ。

敵国同士ながら“偽りの夫婦”を演じることとなった、＜金の国＞の王女サーラ（声：浜辺美波）と＜水の国＞の建築士ナランバヤル。2人はサーラの姉である＜金の国＞の第一王女レオポルディーネ（声：戸田恵子）に招かれ、彼女の愛人であるイケメン俳優にして左大臣も務めるムーンライト・サラディーンと出会う。その思慮深さとただならぬ雰囲気に心強さを感じたナランバヤルは、彼にある重要な相談を持ち掛けようと決意する。

このたび公開されたのは、そんなナランバヤルとサラディーンが＜金の国＞の居酒屋で密談するシーンだ。ナランバヤルはサラディーンとの対話の中で、稀代の商業国家である＜金の国＞アルハミトが実は深刻な水不足に陥っており、貧しくも豊かな自然と水に恵まれた＜水の国＞バイカリに攻め入ろうとしていることを聞かされる。

遊牧民出身でかつて自分の国が滅んでしまった過去を持ち、王女の愛人である“お飾りの大臣”を自称するサラディーンは、「この国で今手に入らないものなんて、水とあなたの国にある、一途な愛ぐらいですよ」「滅びるものは滅びる、俺の国がそうだったように」と、両国の危機を前にしてもすっかり諦めてしまっている様子だ。

しかしナランバヤルは、「しけた事言ってねぇで、欲しけりゃ水だの愛だの全部モノにしちまわねぇか」と語り掛け、＜水の国＞から＜金の国＞へ水路を引くという大胆な提案を持ちかける。それは敵対する2国間に国交を開くことを意味する、前代未聞の壮大な計画だった。
普段は口達者なお調子者と見られているナランバヤルだが、国の未来のために熱弁を振るい内に秘めた正義感をのぞかせる。一方のサラディーンもそんな彼の真剣さに胸を打たれ、飄々とした態度から次第に少しずつ熱を帯びていく。彼らの心の繊細な動きを見事に表現した、賀来と神谷の熱演も必聴だ。

キーパーソンのひとりであるサラディーンを演じる神谷は、いまやアニメでその声を聞かない日はないほどの活躍を見せる、人気の実力派声優だ。原作ファンからも人気の高いサラディーン役への起用について、アニメーションスーパーバイザーを務める増原光幸は「神谷君なら間違いない！」と太鼓判を押し、渡邉こと乃監督も「サラディーンは背負っているものが重く、表面に出ているものは飄々としていて、初めは諦めた心が顕著なキャラクターなので、神谷さんにお願いして良かったなと思っています」と自信をのぞかせる。
また神谷については、一足早く映画を鑑賞した原作者の岩本ナオも「ムーンライトさんの、最初の頃のフワフワした所から大きな勝負に出る所までの、自信の移り変わりの細かい演技が、神谷さんは素晴らしかったと思います」と、その高い表現力を大絶賛する。

ナランバヤル役の賀来賢人は、そんな神谷と劇中で見事な掛け合いを披露してみせた。ナランバヤルはサーラとともに、誰もが知る俳優であり原作ファンも納得できる演技ができることを条件にキャスティングされているが、渡邉監督は「賀来さんは、神谷さんと一緒にアフレコをされた時に色々と吸収されて、もう一段階演技が上手くなっていたと思います」と、アフレコの様子を振り返る。
すでに試写を鑑賞した観客からはハマり役の声が絶えず上がっているが、実力派声優である神谷との共演でアフレコ中にさらなるパワーアップを遂げたという、賀来のナランバヤル役にもますます期待が高まる。

はたして、ナランバヤルとサラディーンの計画はどうなるのか。そして、“偽りの夫婦”を演じることになったサーラとナランバヤル、2人の小さな「やさしい嘘」は、国の未来を変えていくのか。アニメ映画『金の国 水の国』は、2023年1月27日より公開される。

金の国 水の国 (フラワーコミックススペシャル)
￥550
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

Amazon

楽天市場