「チェンソーマン」ワシの名はパワー! 頭にツノ&ギザ歯の“虚言癖”な血の魔人【キャラ解説連載(4)】 | アニメ!アニメ!

「チェンソーマン」ワシの名はパワー! 頭にツノ&ギザ歯の“虚言癖”な血の魔人【キャラ解説連載(4)】

TVアニメ『チェンソーマン』が2022年10月11日より放送中。アニメ!アニメ!では本作の魅力的なキャラクターたちを解説。第4弾では血の魔人・パワー編をお届け!

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『チェンソーマン』キービジュアル(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA
  • 『チェンソーマン』キービジュアル(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA
  • 『チェンソーマン』最新PV場面カット(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA
  • 『チェンソーマン』PVカット(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA
  • ファイルーズあい

コミックス計11巻の累計部数は1,800万部(2022年9月時点)を突破した、藤本タツキの人気マンガ『チェンソーマン現在「少年ジャンプ+」で掲載中の原作第二部も盛り上がりを見せる中、ファンの待望のTVアニメ放送が10月より放送中だ。

アニメ!アニメ!では、TVアニメ『チェンソーマン』放送に伴い、「デンジ」「マキマ」「アキ」「パワー」「その他第4課」に視点をそれぞれフォーカスした解説コラムを連載。『チェンソーマン』のダークな世界観を彩るキャラクターたちの魅力に迫る。
アニメで初めてチェンソーマンの世界に触れる方でも作品を楽しめるような、ネタバレなしのキャラクターガイドとして読み進めていただければ幸いである。



▼第1回 主人公・デンジはド底辺×電ノコダークヒーロー
https://animeanime.jp/article/2022/10/11/72694.html

▼第2回 ヒロイン・マキマは魅惑のミステリアス上司
https://animeanime.jp/article/2022/10/18/72868.html

▼第3回 チョンマゲイケメン・早川アキはデンジ&パワーの“保護者”役
https://animeanime.jp/article/2022/11/15/73498.html

第4弾となる本稿では、血の魔人・パワーにフォーカスする。


■そもそもチェンソーマンって?


「悪魔」が日常にいる世界で、主人公の少年デンジがデビルハンターとして周囲を巻き込みながらさまざまな悪魔と対峙していく物語。これまでの「人々を守るためのヒーロー」の概念を覆す、凶暴で血飛沫飛びまくりな新時代のダークヒーロー×アクションだ。
デンジは裏切りに遭い殺されてしまうのだが、相棒・ポチタの命と引き換えに「チェンソーの悪魔」として蘇る。敵の悪魔を倒したデンジはマキマに拾われ、公安の退魔特異4課のメンバーとして日々実験的な悪魔との対戦を強いられていく――。

■キャラ紹介:パワー


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ここからは、デンジのバディ・パワーについて解説しよう。
パワーは「血の悪魔」の魔人で、主人公デンジのバディとして“実験的に”公安退魔特異4課に雇われている。頭頂部の2本の赤い角がトレードマークで、位置付けとしてはサブヒロインであるが、風呂に入らない、トイレを流さない……といった突飛な行動や倫理観のなさは、デンジ同様に一般的なメインキャラクターの振る舞いからは大きく外れる。

好戦的な性格で、基本的に態度が大きく傲慢。しかし、「自己中」で「非常識」にもかかわらずマキマに対してだけは不思議なほどに従順になり、かわいらしく見える一面も……? 相手の強さによって態度を変えるなど、子どもっぽい性格で周囲を振り回すが、なぜか憎めないキャラクターである。

デンジがポチタを大切にしていたように、パワーは猫のニャーコを大切に思っており、デンジとは口喧嘩をしつつも通じる部分もある様子だ。



【魔人とは

魔人とは、人の死体を乗っ取った悪魔を指す。基本的に魔人は自我を失うために駆除対象となるが、パワーは理性が非常に強く、公安に実験的な戦力として保護された。
マキマいわく、パワーは魔人となる前は「血の悪魔」だったため、血を使った戦いが得意とのこと。戦闘では、血を操ってハンマーなどの武器を形成して使用している。

■筆者的推しポイント


パワーは、デンジ同様に思いつきのままに生きているために非常識な一面も目立つが、時折見せる精神的な幼さゆえの真っ直ぐさも愛らしい。とくに飼い猫のニャーコに対しては特別思い入れが強いようで、パワーが「コウモリの悪魔」との取り引きに応じるきっかけにもなった。パワーのニャーコに対する「初めて他者に向ける愛情」は、胸を打たれるポイントだ。

また、パワーといえば、かわいらしい顔に似つかない「ワシ」という一人称や、独特の言葉遣いが印象的。マキマとは対照的なヒロイン像ではあるが、それもまたパワーの魅力としてファンを惹きつけている。
第4話のエンディング映像はパワーだらけの回となっており、パワー好きには堪らない仕上がりだ。



【パワーの虚言癖】

パワーの虚言癖は相当なもので、ときに味方も驚くような嘘を繰り広げ、周りを戸惑わせている。話を盛ったり、自分の都合のいいような展開に変えてしまうことは日常茶飯事である。

民間の仕事を横取りする形になったことをマキマに怒られた際も、「こいつが殺せと言ったんじゃ……!」とデンジに罪をなすりつける始末だった。今後もどんなとんでもない嘘が出てくるのか、見ものである。

■声優はファイルーズあい


パワーを演じるのは、株式会社ラクーンドック所属の声優・ファイルーズあい。1993年生まれ(現在29歳)で、趣味は筋トレ。

出演作品はTVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』空条徐倫や、『トロピカル~ジュ!プリキュア』キュアサマーなど。
『推しが武道館いってくれたら死ぬ』『かげきしょうじょ!!』『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』では、一癖あるヒロインをも演じる高い演技力からも、今回のパワーへの抜擢は適任だといえるだろう。

「おうおう……ひれ伏せ人間! ワシの名はパワーじゃ!」というパワーの代名詞とも言える登場回での自己紹介で、一気にパワーに引きつけられたファンも多いのではないか。原作ファンからの評価の声も多く、今後の演技にも期待が高まる。



デンジの夢を叶えた「胸を揉む」シーン、新たにデンジとアキとの共同生活に加わるなど、さらにハチャメチャな展開にしていくパワー。パワーとデンジは、マキマの期待に応えられるバディになれるのか……? 今後の放送も目が離せない。

(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA


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《すなくじら》
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