クラフタースタジオが「LDH DIGITAL」に “LDHグループ”で初のデジタルアニメスタジオ誕生へ

神山健治監督の『永遠の831』などを手掛けたクラフタースタジオの株主が、正式にLDH JAPANとなったことがわかった。博報堂のグループ企業であるCRAFTARからLDH JAPANへの株式譲渡が完了したことを受けたもので、これに伴い社名も「LDH DIGITAL（エルディーエイチデジタル）」へと変更。LDHグループに初のデジタルアニメスタジオが誕生した。

EXILEらが所属するLDHグループは、音楽・ダンス・ライブなどを中心に、フィジカルを活かしたエンタテインメントに無類の強みを持つ。ここに加わるLDH DIGITALでは、CGをフル活用したアニメーション作品の制作はもちろんのこと、デジタルキャラクターの開発・活動をマネジメントすることを見込む。

また、昨今はメタバースやWeb3といったイノベーションによって、コミュニケーションの立体化が進み、ファンコミュニティも変貌していくことが予想される。こうした次世代の環境に対応するための施策として、LDH DIGITALでは「キャラクター型プラットフォーム」の開発も進めていくとする。LDHグループの強みである「人」を中心に据えた設計思想で、新感覚のプラットフォームを実現する構えだ。

LDH DIGITALは、CGアニメーションを制作する旧クラフタースタジオが中心となって誕生した。アニメーション映画やTVCMなどで数多くのハイクオリティコンテンツを生み出し続けているほか、VRをはじめとする没入感のあるアニメーションにも強みがある。
このたびLDHグループとなったことについて、同社は「これまでの常識にとらわれない新たなデジタルエンタテインメントの創造に積極的に取り組んで参ります」としている。

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