『仮面ライダーBLACK SUN』は、1987年から放送された『仮面ライダーBLACK』を白石和彌監督のもと、主演に西島秀俊と中村倫也を迎えてリブートした『仮面ライダー』シリーズ最新作だ。
『仮面ライダーBLACK』でシャドームーンが初登場した記念すべき“6月12日”に、キービジュアル&特報映像が一挙公開。
キービジュアルでは、本作の重要なテーマ「悪とは、何だ。悪とは、誰だ。」というコピーとともに、ダークな雰囲気の中で力強い眼差しを向ける光太郎と信彦、さらに仮面ライダーBLACK SUNと仮面ライダーSHADOWMOONの姿が。
また、特報はこれまでの『仮面ライダー』シリーズにない重々しい雰囲気が感じられる映像に仕上がっている。
さらに今回、新たに「BiSH」をはじめ幅広く楽曲プロデュースなどを手がける松隈ケンタが音楽、数多くの白石監督作品に携わってきた今村力が美術監督、『キングダム』や『今際の国のアリス』で特殊メイクを手掛けた藤原カクセイが造型、『宮本から君へ』『竜とそばかすの姫』などの劇中衣装を担当した伊賀大介がスタイリストとして参加決定。それぞれからコメントも到着した。
『仮面ライダーBLACK SUN』は、2022年秋より「Prime Video」にて世界独占配信開始。
<以下、コメント全文掲載>
松隈ケンタ
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僕がリアルタイムでみた唯一のライダーが“仮面ライダーBLACK”でした。白石監督によるリブートが制作されるという報道をみて「これは、とんでもない作品になるぞ!」とワクワクしていたところ監督から連絡を頂き、光栄すぎて感激しました。仮面ライダー50年の歴史と、白石監督をはじめキャストやスタッフの皆さんによる重厚な世界観がひしめき合う最高な作品です。期待してください、ジャスティス!
今村力
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監督より「『孤狼の血LEVEL2』の撮影中に打診あり。「面白そうかな?……やります!」と答える。50年の前、仮面ライダーが誕生した当時東映にいた。厳しい労使対決の闘いの最中だった。いろいろと振り返ると念が生ずる。映画はリアリズムだ。ずっとそのように取り組んで来た。いや、一つ『里見八犬伝(1983)』は創作の世界だった。それ以来のチャンスと心ははずんだ。ブラックサンの誕生!!極めて難産だった。悪は滅び、善も滅ぶ。混沌の中に人は生く。それに抗う人々の魂を汲み取って貰えればと。
藤原カクセイ
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現在も世界中で、テレビサイズを飛び越えたいライダーファンが生まれています。石ノ森先生自らが原点に立ち返った「仮面ライダーBLACK」これまでの仮面ライダーでは叶わなかった事、できない事。30数年経って、いつかはと想いを秘めて、今回の白石監督からの指名と、大幹部の皆様のご理解をいただき新しくこの世に具現化させていただきました。白石ワールドの中での”黒き怒りの戦士”は皆さんにどう映るでしょうか。
伊賀大介
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1987年、10歳の時テレビの前で手に汗を握って観ていた作品のリブートに関わる事が出来て、とても光栄です。敬愛する白石監督との初仕事でしたし、しっかりと時流を捉えた脚本があったので、衣装には自分なりのリアリズムと、ヒーローに対する情熱を込めました。かつて日本中の少年少女たちに、真のヒーローは「明るく楽しい」だけでなく、自己の実存に対する苦悩や、闘いの虚しさなどを教えてくれたのが仮面ライダーシリーズだと思っています。果たして、今回の『仮面ライダーBLACK SUN』が何を伝えようとしているのか、配信開始までしばしお待ちください。僕もスタッフながらとても楽しみにしています。
(C)石森プロ・東映(C)「仮面ライダーBLACK SUN」PROJECT
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