『DDLC』『零』『SIREN』―怖すぎてアニメ化できないかもしれないホラーゲーム | アニメ!アニメ!

『DDLC』『零』『SIREN』―怖すぎてアニメ化できないかもしれないホラーゲーム

「もっとホラー作品を楽しみたい!」あなたに。

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『DDLC』『零』『SIREN』―怖すぎてアニメ化できないかもしれないホラーゲーム
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ジメジメの猛暑日が続く8月に、ピッタリなのがホラー作品。現在『ひぐらしのなく頃に卒』や『闇芝居』(第9期)といったホラーアニメが放送中ではありますが、作品数としては少なく、視聴者の中には「もっとホラー作品を楽しみたい!」という方もいるのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが「ホラーゲーム」。ホラーゲームもアニメで楽しみたいという方も多いと思いますし、私も望んでいるところではありますが、ホラーゲームの中には「怖すぎて」アニメ化ができなさそうな作品がいくつもあります。というわけで今回は「これ、怖すぎてアニメ化できないのでは?」という観点から、ホラーゲーム4作品をご紹介します。極上の恐怖を求めているアナタへ。

◆一体なぜここにギャルゲーが?『ドキドキ文芸部プラス!』



最初にご紹介するのが、ビジュアルノベルゲーム『ドキドキ文芸部プラス!』です。一見すると、可愛い美少女たちが登場するギャルゲーのような印象があるのですが、思わずドキッとしてしまうような、数多くの演出が用意されている作品です。あまり多くを語るとネタバレになってしまいますが、『ひぐらしのなく頃に』がお好きな方に、ピッタリな作品だと言えるでしょう。

原作である『ドキドキ文芸部!』に、新規イラストやサイドストーリーなどの新要素が追加されている本作『ドキドキ文芸部プラス!』は、現在、PCゲームのプラットフォームであるSteamにて配信中。Nintendo Switch版、PS5版、PS4版は、10月7日にリリースされる予定です。

Steam版Nintendo Switch/PS5/PS4版

◆幽霊をカメラで撮影して除霊する、傑作和風アクションホラー「零」シリーズ




異界の存在を撮影することができるカメラ「射影機(しゃえいき)」を使って、主人公に襲い掛かる幽霊たちを退治する和風ホラーアクション「零」シリーズ。カメラを使うということで、レンズ越しに幽霊を直視することを強制させられるほか、ファインダーを構えている時間が長いほどカメラの威力が上がるといったジレンマもあり、戦闘ひとつひとつにおいて、かなりの恐怖感が味わえるシリーズとなっています。

びっくり系というよりかは、ジメジメしたいわゆるジャパニーズホラー的な側面が強いので、そのような作品が好きな方にはおすすめできると思います。また、主人公含め登場人物たちが美形揃いで、少々のお色気要素も楽しめます。ホラーとお色気、お約束の組み合わせですね。

シリーズ最新作のリマスター版である『零 ~濡鴉ノ巫女~』が、10月28日、Nintendo Switch、PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、Steamにてリリース予定です。Wii U版は現在も好評発売・配信中ですので、興味のある方は、リマスター版の発売前に、その原作をプレイしてみてはいかがでしょうか。

リマスター版『零 ~濡鴉ノ巫女~』

◆「どうあがいても、絶望。」独自のギミックが恐怖を駆り立てる「SIREN」シリーズ



こちらの動画は北米・欧州向けのもの。北米・欧州では「PlayStation Now」で初代『SIREN』が配信されている
ゲームでは『SIREN』『SIREN2』『SIREN:New Translation』の3本が発売された「SIREN」シリーズ。初代は、山に囲まれた地方の村・羽生蛇村を、『SIREN2』では孤島・夜見島を舞台としています(『SIREN:New Translation』は初代の“新訳”版)。プレイヤーは屍人(しびと)や闇人(やみびと)とよばれる人を襲う存在の追跡をかわしながら、脱出を目指します。屍人の視覚を共有する「視界ジャック」や、キャラクターの行動が他のキャラのシナリオに影響を及ぼすザッピングシステム、100個用意されたアーカイブなど、本作ならではのギミックが光る作品群となっています。怖いだけでなく、ただクリアするだけでは解明できないほどの奥深さと謎を持つストーリーも人気のひとつです。

ちなみに、初代『SIREN』のTVCMは“怖すぎて”予定より早く放送中止になるという逸話を持っていることで有名。登場人物は実在の俳優を基にモデルが作られており、『SIREN2』の主人公は、今や有名俳優の斎藤工さんが演じていました。

初代発売から20年近くが経つ現在においても、初代でのターニングポイントとなる「8月3日」になると、SNSを中心に話題となる本シリーズですが、現行ハードに向けての配信等が行われていないため、今からプレイするのは若干大変かもしれません。

3作目の『SIREN:New Translation』であればPS3で遊べる他、PS4・PS5向けのクラウドゲーミングサービス「PlayStation Now」を通してプレイすることも可能なので、もっとも遊びやすいのはこちらでしょうか。初代に関しては、PS2を用意するか、PS3のゲームアーカイブスで配信されているものを購入・DLして遊ぶ必要があります。

初代『SIREN』『SIREN2』『SIREN:New Translation』


◆夜道を歩くのが怖くなる……「夜廻」シリーズ



最後に紹介するのが、昭和のノスタルジックな雰囲気漂う夜道を舞台とした「夜廻」シリーズです。『夜廻』『深夜廻』の2作が発売中。プレイヤーは様々な形をした“お化け”が出現する暗いマップを、懐中電灯の光を頼りに進んでいくことになります。もちろん、お化けに見つかってしまうとゲームオーバー。物陰に隠れてお化けをやり過ごすシーンでは、キャラクターの心拍音が鳴り響く演出が入るなど、かなりのドキドキ感が味わえる作品です。

『夜廻』『深夜廻』共に、ビジュアルは非常に可愛らしいものの、主人公が無力な幼い少女ということもあり、夜道を歩くのはかなりの恐怖。なかなかに“エグい”演出もあり、「流石に酷では……」と思ってしまうことも。リアルの方でも学校や会社の帰り道が怖くなってしまうかもしれません。

現在は、第1作『夜廻』と続編『深夜廻』がセットになったNintendo Switch用ソフト『夜廻と深夜廻 for Nintendo Switch』が発売中の他、DMM GAMESやスマホでもプレイできます。

「夜廻」シリーズポータルサイト
《島中一郎》
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