コスプレクオリティーの高さと表現力の安定度が際立つ小柔SeeUさんですが、2020年は新型コロナウイルス感染症対策の影響もあり、撮影頻度は大幅に下がりました。
しかし、新しく始めた動画投稿でコスプレに限らない、ロリータ服やデコラファッションの踊りや早着替えシリーズが好評。Twitterだけでも2020年4月の約23万から数えて、11万近くフォロワーを増やしています。
また、直近では初音ミクにコスプレした際の、ツインテールの浮遊感が注目を集めました。コスプレイヤーとして苦難の一年を乗り越えた小柔SeeUさんと共に、2020年を振り返ります。
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――2020年のコスプレ活動を振り返っていかがですか？
小柔SeeU 2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、ほとんど家にいました。撮影で外出するのは稀でした。その代わり、動画投稿アプリのTikTokで動画をたくさん撮りました。宅コス（自宅でコスプレして自撮り）も含めると27キャラくらいコスプレをしたと思います。
――2020年のコスプレBest３を教えてください。
小柔SeeU最もお気に入りは初音ミクです。次に、『ジョジョの奇妙な冒険』第5部のブチャラティとスティッキィ・フィンガーズの併せ、そして『あつまれ どうぶつの森』キャラです。
――2020年の中国のイベント開催状況はどうでしたか？
小柔SeeU 2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で誰もが出歩くのを控え、外でコスプレ撮影するのが非常に困難な状況でしたね。7月以降からイベントが開催されるようになりましたが、以前と比べて来場者は少なく感じました。あとは皆がマスクをつけているので、会場では友達と出会ってもなかなか認識しづらい状況でした。
――2020年は動画投稿アプリのTikTokを始めました。きっかけは何ですか？
小柔SeeU新型コロナウイルス感染症対策で自粛が続いたので、新しく撮影したコスプレ作品を投稿することができなかったからです。始めて見たら、TikTokのユーザーは反応が活発だったので、どんどん更新するようになりました。反響がたくさんもらえて嬉しいです。
――これまでコスプレ撮影の頻度が高いですが、どのように計画を立てているのでしょうか？
小柔SeeU 2020年は例年と比べて撮影は極端に少ないですが、いつもそこまで厳密な計画は立てていません。衣装や小道具が揃ったらカメラマンを探して撮ってもらう感じです。すでに準備を終えたキャラであっても一年以上撮影機会を得られないこともあります。
大事なのはカメラマンと撮影日を決める前に、衣装やウィッグ、小道具、撮影する場所をしっかり決めておくことです。もしも撮影当日に衣装や小道具の不備があれば、そもそもの構想が崩れるからです。
――2020年は初音ミクの写真が大きな注目を集めました。ツインテールの浮遊感が素晴らしいですが、どのように撮影したのでしょうか？
小柔SeeU初音ミクはこれまで何度もコスプレしました。私が思うに、初音ミクのコスプレはツインテールの再現が最も難しいです。撮影会で初めてコスプレした時はツインテールの浮遊感がなかったです。それ以降はアシスタントをお願いしてツインテールをひらめかせて撮影しましたが、シャッターのタイミングに合わせるまで何度も試行錯誤が必要ですし、表情やポージングよりもツインテールの浮遊感を優先して写真を選ぶことになります。結果的に手動ではあまり良い浮遊感の演出はできませんでした。
今回はそういった経験から、人物とツインテールを分けて撮影することを試したんです。自分にとってBestなポージングと表情の写真を撮ってから、別に撮影したツインテールを合成します。そうしたことで、大変満足する写真になりました。
――2021年のコスプレ計画を教えてください。
小柔SeeU2021年は『賭ケグルイ』シリーズのキャラを予定しています。すでに準備を終えてからだいぶ時間が経っているけど、まだ撮っていなかったんです。2021年にBestな形にできればと思います！
あとは、『Fate/Grand Order』酒呑童子の衣装違いも色々と準備をしています。
