母の日にならって、アメリカのドット夫人が父の墓前に白いバラを供えたことが由来の記念日であり、毎年6月の第3日曜に制定されています。
アニメにも数多くのお父さんが登場します。理想の大人であったり、ぐーたらなダメ人間であったりと、その性格はさまざま。本当の父親だったり、実は血が繋がっていなかったりと、設定もバラエティに富んでいます。そんなお父さんキャラクターの中で人気を集めているのは一体誰なのでしょうか？
そこでアニメ！アニメ！では、「アニメに登場する、理想のお父さんキャラは？」と題した読者アンケートを2年ぶりに実施しました。6月9日から6月16日までのアンケート期間中に181人から回答を得ました。
男女比は男性約30パーセント、女性約70パーセントと女性が多め。年齢層は19歳以下が約50パーセント、20代が約35パーセントと若年層が中心でした。
■トップは野原ひろし 映画での活躍も話題に！
第1位
1位は『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし。支持率は約15パーセントでした。
野原ひろしは息子のしんのすけ、娘のひまわり、妻のみさえ、そしてペットのシロを愛する一家の大黒柱です。
『クレヨンしんちゃん ガチンコ！逆襲のロボとーちゃん』（C）臼井儀人／双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2014
「一見するといい加減で頼りないが、家族のことを何よりも大切に思っている父親だから。職場でも頼りにされているが、偉そうなところがなくて優しく、ピンチのときは家族を守るため全力で戦う姿がカッコイイ！」といざとなったときに頼り甲斐があるところが投票の決め手です。
「普段はだらしないけれど、映画版のひろしには感動する」と『嵐を呼ぶ モーレツ！オトナ帝国の逆襲』や『ガチンコ！逆襲のロボとーちゃん』などのタイトルに触れたコメントもありました。
第2位
2位は『名探偵コナン』の工藤優作。支持率は約10パーセントでした。
主人公・江戸川コナンこと工藤新一の父親である優作。「世界的な推理小説家で親子ともに頭脳明晰、新一と離れて暮らしてはいるけど、いつも気にかけているそんな優作パパが大好きです！」や「頭が良くてダンディーだけど、お茶目なところがあって、この人がお父さんだったら楽しそう」とオシャレで知的なところが人気。息子のピンチに駆け付ける優しさも評価されています。
第3位
3位は『カードキャプターさくら』の木之本藤隆。支持率は約8パーセントでした。
木之本藤隆は主人公・桜の父親。「父子家庭でもしっかり家を守って、子育てもバッチリ。何より器がデカい」や「優しく見守ってくれる＆仕事も家事もできる。まさに理想のお父さん！」、「料理も仕事もできて、大切にしてくれるから」といったコメントが寄せられています。家族にも丁寧な言葉を使う優しげな姿が印象的なお父さんです。
■そのほかのコメントを紹介します。
『TIGER＆BUNNY』鏑木・T・虎徹には「不器用で愛情が空回りしてる昭和のお父さんだけど、娘と向き合おうとする姿勢や、娘のために頑張る姿が素敵だった」。
『TIGER & BUNNY』（C）BNP / T&B PARTNERS
『鋼の錬金術師』マース・ヒューズには「周囲にツッコまれることもありましたが、妻と子どもを溺愛する良い父親だったと思います。藤原啓治さんの声も印象的でした」。
『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』（Ｃ）サイコパス製作委員会
『PSYCHO-PASS サイコパス』征陸智己には「息子に憎まれててもずっと気にかけてたところが父親らしいと思った。最後は命がけで守ろうとしたところもカッコ良かったです」。
『かくしごと』後藤可久士には「親バカだけど、自分の子供をすごく愛してるところが大好きです」と2020年春の新作TVアニメの主人公にも投票がありました。
「かくしごと」（C）久米田康治・講談社／かくしごと製作委員会
今回のアンケートでは『ハイキュー!!』の澤村大地のように、まるでお父さんのように皆をまとめる包容力を持ったキャラクターもランクインしています。
次ページの全体ランキングもお見逃しなく！
■ランキングトップ10
[アニメに登場する、理想のお父さんキャラは？]
1位 野原ひろし 『クレヨンしんちゃん』
2位 工藤優作 『名探偵コナン』
3位 木之本藤隆 『カードキャプターさくら』
4位 星海坊主 『銀魂』
5位 桐嶋禅 『世界一初恋』
5位 後藤可久士 『かくしごと』
5位 波風ミナト 『NARUTO -ナルト-』
8位 鏑木・T・虎徹 『TIGER & BUNNY』
9位 古河秋生 『CLANNAD』
10位 藤本獅郎 『青の祓魔師』
10位 松野松造 『おそ松さん』
（回答期間：2020年6月9日～6月16日）
次ページ：ランキング20位まで公開
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。
