アニメーターと制作進行向けのクラウドソーシングサービス「大峰山前鬼坊」を、アニメ制作用のアプリ開発などを手掛ける薄山館がリリースした。昨今のアニメ業界における、動画の低単価やひっ迫する制作スケジュールといった諸問題の解消を目標としている。「大峰山前鬼坊」は、薄山館による制作進行支援特化型アプリ群「八天狗シリーズ」の、CUT管理表アプリ「愛宕山太郎坊」、ラッシュチェック・リテイク票自動作成アプリ「相模大山伯耆坊」に連なる3番目のWEBサイトだ。制作進行とアニメーターのマッチングを行い、スケジュールの軽減や動画などの作画単価向上に繋げることを目指して開発された。アニメーター側が既に引き受けている案件や検討中の案件が一覧となって表示される機能により、制作進行側にも仕事の連続性を可視化し共有。制作進行からの依頼は一覧で表示され、アニメーターは自分の好きな時間にまとめて確認できるうえ案件ごとにサイト上でやり取りできるため、電話でのやり取りが減ることも予想される。このほか、依頼と同時に素材を確認できる機能や辞退ボタンによるキャンセルのしやすさ、最低希望単価の設定機能なども搭載。アニメの制作現場にスムーズなやり取りをもたらすクラウドソーシングサービスとなりそうだ。[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
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