■目指すは歌って踊れる声優
――次に、相川さんご自身のことも教えてください。ずばり趣味は何ですか?
相川:歌うことはもちろんですが、やっぱり読書も好きです。特に好きなのはミステリーで、伊坂幸太郎さんや東野圭吾さんの小説をよく読みます。
ひとり気になる作家さんを見つけたらその方の作品を全部読むという感じで、時期によっては1日に2~3冊読むこともありますね。
――かなりの読書家ですね! きっかけは何だったんですか?
相川:それもバスケ同様父親の影響です。はじめて読んだ小説は、父が持っていた西村京太郎さんの『夜の狙撃』でした。テーブルに置いてあったので、気になって読んでみたらハマっちゃったんです。
子どものころに自分で絵本を読んだ記憶もなくて、たぶん、それがはじめて自分から進んで読んだ本でした。
あとは、文芸同好会に入っているので物語を書くのも好きです。
――そこではどんなことを?
相川:文化祭に向けて短編集を作るんですよ。毎回、お題に沿った内容の短編をみんなで作るんですけど、私は恋愛系をよく書きました。ちょっとひねくれた恋愛ものなんですけど(笑)。
――では特技はなんでしょう?
相川:どこでも寝られることです。立ったままでも寝られます!
あとは縄跳び。二重跳びは最高157回跳んだことがあります。はやぶさもできますし、三重跳びも3回くらいならできます。あ、「できます」じゃなくて「できました」かな? 小学校6年生のときの記録で、中学に入ってからは1回もやっていないので(笑)。
――それでもそれなりの記録が出そうですね。では次に、最近ハマっていることも教えてください。
相川:今受験生なので読書から離れていたんですけど、また活字中毒が再発していて、ちょこちょこ読んでいます。
これまでは自分が好きなジャンルを読みつくそうと思っていたんですけど、最近はこれまであまり手を出してこなかったノベライズを読むようになりました。
『天気の子』は映画を5回観たんですけど、それでも飽き足らずノベライズを100回くらい読みましたね(笑)。『天気の子』以外にも新海誠さんの映画のノベライズにはハマっています。
――では趣向を変えまして、自分にキャッチコピーをつけるならなんとつけますか?
相川:「ポジティブ」! たとえ苦手なことでも、やってみようというチャレンジ精神は大事。それを自分に言い聞かせるために「私はポジティブなんだ!」と言っている節があって。
――ポジティブでいるために、気合いを入れるというか。
相川:そうです。だからキャッチコピーとしていい切ってみます。
変な言い方になるんですけど、自分の中に私が2人いるんです。1人は今みたいなテンション高めの私で、もう1人は特定の相手じゃないと出ない普通の私。普通の時とは違い、スイッチが切れたようにおとなしくなります。
なので、一定ラインより上のテンションを保てるように、「ポジティブなんだ!」って気合いを入れています。
――なるほど。じゃあ、「自分はどんな性格だと思う?」という質問も聞きたいんですけど、相川さんはご自分でどう思いますか?
相川:「猫」ですね。気まぐれな部分があって、その日の気分で好き嫌いが変わったりこだわりが強くなったりします。仲良くなるとスキンシップが激しいし、かと思えば急にスキンシップを止めることもあって。
――確かに猫ですね。振り回されてしまいそう。
相川:顔も猫っぽいとよく言われます。家でも猫を2匹飼っているんです。
でっぷりした子と小柄な子なんですけど、大きいほうは8kgもあってとにかくでっかいんですよ。だからギュッとするとすごく気持ちよくて落ち着きます。
それが私のリラックス法ですね。小柄な子は怖がって触らせてくれないんですけど(笑)。
――これからの忙しい毎日の癒やしになるといいですね。ちなみに、もしアニメ!アニメ!で連載企画を持つとしたら、どんなことにチャレンジしたいですか?
相川:そうですね……資格取得を目指す企画、やりたいですね。今、受験生なこともあって、専門的な知識よりは受験勉強に直接関係ある漢検や英検を受けてみたい。「みんなで一緒に頑張ろうぜ!」みたいな。
――では最後に、これからどんな声優になりたいか、理想像を教えてください。
相川:声優さんは、お医者さんの道しかなかった私の人生に新しい道を作ってくれました。それもこれも、「すごい!」と思わせてくれる声優さんたちがいたから。なので、いつか私もそんなふうに思ってもらえるような声優さんになりたいですね。
――では、今後やってみたい役ってありますか?
相川:私、感情を大きく出す役が得意ではなくて。100出さないといけないのに、出しているつもりでも20くらいしか伝わらない。だから狂気的な役とか、変わった役に挑戦して、振り切る勇気を手に入れたいです。
――ミュージックレインでは、声優はもちろんマルチに活躍できる人材を求めていました。声優として役を演じる以外で挑戦するとなると、やはり歌でしょうか?
相川:そうですね! 一番はやっぱり歌。あとはダンスも好きなので、歌とダンスを組み合わせたパフォーマンスもしてみたいです。
――つまり、アーティストデビュー。CDデビュー。
相川:そうなれたらいいなと思います。CDを出してみたいです! 割と激しい曲調も好きなので、ロックやシンセサイザーのような楽曲にも挑戦したいです。
あとは、Little Glee Monsterさんを聞いて、みんなで歌うことの魅力に気づきました。それまでは「歌うなら1人でしょ!」という意識がありましたが、「みんなで声を合わせて一つの曲にするってなんて美しいんだ」と感動したんです。そんな機会もこれからつくっていけると嬉しいです。
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「落ち着いているってよく言われます。仲良くなったらうるさいんですけど(笑)」と、笑いながら話した彼女。まだ15歳にもかかわらず、自己分析し未来の自分に思いを馳せる姿からは、確かな自信が滲んでいた。新たな道を作り、覚悟が決まった。あとは夢へ突き進むのみ。
ミュージックレイン3期生インタビュー掲載スケジュール
第3弾 橘 美來 :12月18日(水)
第4弾 夏目ここな:12月20日(金)
第5弾 日向もか :12月25日(水)
第6弾 宮沢小春 :12月27日(金)
第4弾 夏目ここな:12月20日(金)
第5弾 日向もか :12月25日(水)
第6弾 宮沢小春 :12月27日(金)