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フリーライター、時々ゲーマーな筆者には、8歳の娘と5歳の息子がいます。初めて1人でハマったゲームは『ポケットモンスター 緑』。赤を購入していた姉と、ケーブルを繋いで一生懸命に交換していたのが懐かしいです。
初めて買ったCDは、アニメポケットモンスターの主題歌というほど、ポケモン愛溢れる筆者。今回は、親子で最新作ニンテンドースイッチの『ポケットモンスター シールド』をプレイしていきます。
お母さん目線と娘&息子視点でのプレイで、涙あり感動あり?なハチャメチャプレイレポートになります。攻略記事とは違うほっこり笑えるコンテンツとして、生温かい目で見てくださいね。
母は思う。幼馴染だとしても、こんな距離感のボーイは嫌だ!
今までの作品でもつきものだったのが、「ライバル」の存在。同じ地元出身で、同じようにポケモンマスターを目指すのがデフォルトでしたね。今回も、同じような設定なのだろうと思ってプレイを始めたら……なんだか距離が近いんですよね。
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仲が良いのは良いのですが、馴れ慣れし過ぎるのは親としてちょっとNG。息子(5歳)も「このお兄ちゃん話してばっかだね」と一言。「そうそう、彼はこの世界観と操作方法をわたしたちに教える仕事をしているんだよ」と言っている間にも彼はグイグイくる。お年頃の男女なんだし、母としては仲良くし過ぎないで欲しかったり。
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今までのライバルと比べると、慣れ慣れしさがチャンピオン級。娘よ、将来こういうボーイを連れてこないでくれたまえよ……頼むから。
母は緑でフシギダネ。では、娘のチョイスは…?
子どもの頃、筆者は迷わずフシギダネを選びました。あのムチャッとした潰れ顔がなんとも可愛らしかったのと、「わたしは緑を買ったんだし、緑のポケモンで決まり!」というなんとも真面目な選択をしました。
さぁ、我が娘はどういう選択をするでしょうか。今回は『シールド』をプレイ中なので、ザマゼンタ……赤色がイメージカラーなのかもしれませんね。しかし、そんな英語なんか娘は知ったこっちゃありません。
「これにする~!」
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選んだのは緑色。くさタイプの「サルノリ」です!はっぱカッターは強いし、水やじめんに強いし、母も大好きくさタイプ。くさ好きは遺伝したようで、感慨深いものがあります。
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母娘が喜びを分かち合っている中、やっぱり空気が読めないホップくん。これからホップステップジャンプと空気が読めるジェントルマンになれるかどうか……こちらも見物です。
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属性のバランスを気にしつつ、なるべく「可愛いポケモン」に「強い技」を持たせて勝ち抜いていくスタイルを目指す娘。その手助けを筆者、ガヤを入れるのを息子が担当します。1つのゲームに3人が背中を丸くして夢中になる姿……夫はどんな目でわたしたち親子を眺めているのでしょうか。
弱らせてから捕まえる。これが子ども的に難しい!
ポケモン世代の筆者には何の疑問もないのですが、娘は本当にポケモンとの戦闘から逃げようとします。なんでそんなにチキンプレイなのか、はじめは不思議でなりませんでした。
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ただ、聞けば納得。娘のポケモンデビューはニンテンドースイッチの『ポケットモンスターLet's go ピカチュウ』から。戦って倒すことで経験値が入るという概念が、そもそも存在しなかったのです。
「我が家の子どもたちも同じー!」という方もいるかもしれませんね。捕まえたら経験値がもらえて、レベルが上がる。同じポケモンを捕まえると、アメがもらえる……そんな感覚でいたせいか、全然ポケモンと戦おうとしません。
そもそも娘が「欲しい」と思うような可愛い野生のポケモンがいないとうことも問題点でした。昔のように草むらを歩いていたらエンカウントするシステムと異なり、シンボルエンカウントとなった現代。避けたい相手は、難なく避けてしまえるのです。例えば、トキワの森のピカチュウみたいに「やっと会えたね!」という嬉しさが過去作にはあったと思います。
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「一匹は寂しいよ」という息子のNice助言もあり、やっと重い腰をあげ(捕まえるポケモンの可愛さのハードルを下げ)モンスターボールを投げ始めてくれました。そうそう、どんどん捕まえていかないと!
親元を離れていく寂しさ。せめて、バッグだけはずっと共に……
今はこうやって一緒にゲームしている娘も、筆者の元から旅立っていくのでしょう。「便りが無いのは元気の証」と自分に言い聞かせ、寂しい夜を幾度となく過ごすことになるのだなぁ……としんみりしながら、主人公の旅立ちを見守っていました。
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って、幼馴染も一緒にくっついて行くんかい!距離感に気を付けろと……言っただろう!そして、離れた場所で辛いことがあったとき、悲しいことがあったとき……お母さんのバッグを見て元気を出してねという意味も込めて、バッグは変更しないように約束をしました(させました)。
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なんともレトロで味のある(時代錯誤?)デザインのバッグですが、「いいよ」と娘はアッサリ承諾。ブティックで早々にお小遣いを使いこんだものの、バッグはそのままでいてくれて一安心です。そもそも、お小遣いが3万円からスタートというのが、ビックリ!
笑いあり、心配大いにあり!なスタートとなりましたが、これから親子で協力して(時にケンカして)クリアを目指していきます。親子ならではの「あるある」や、「すれ違い」「ジェネレーションギャップ」なども楽しみながらやっていきたいですね。それでは次回へ……旅は続くッ!