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ポケモンのみならず、その相棒となるポケモントレーナーにも焦点を当てたスマホ向け新作アプリ『ポケモンマスターズ』。未だにゲームシステムなどの詳細が明らかにされていませんが、DeNAで開催されたメディア向け先行体験会でその一部を垣間見ることができました。
本記事では『ポケモンマスターズ』の気になるゲームシステムはもちろん、どんな遊び方が用意されているのか、どこまでポケモンらしさが残っているのかについて迫りたいと思います。
◆そもそも『ポケモンマスターズ』ってどんなゲーム?
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本作においてプレイヤーは相棒のピカチュウとともに、パシオという人工島で開催される「ワールドポケモンマスターズ(WPM)」と呼ばれる大会に参加することを目指します。ただし大会でのバトルは3対3で行われるため、一緒に戦う仲間を集める必要があるのです。
また、WPMに参加するには各地にいるWPMリーダーを倒して5つのバッジを集める必要があるほか、仮面をかぶったブレイク団という悪そうな連中が冒険の邪魔をしてくることも。さまざまな障害を乗り越えつつ、最強のポケモントレーナーを目指していくというわけです。
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バトルはリアルタイム制。ソロバトルの場合、プレイヤーは3組のバディーズ(トレーナーと相棒となるポケモンの組み合わせ)を同時に操作していきます。わざゲージが溜まればポケモンたちの各種わざを繰り出すことができるほか、トレーナーがキズぐすりなどのアイテムを使うなど、勝負をサポートすることも可能(こちらはゲージ消費がないものの回数制限あり)。さらに一定回数行動すればバディーズわざという強力な必殺技も放つことができます。
ポケモンなのでもちろんタイプ相性はあるのですが、『ポケットモンスター』シリーズに比べるとかなり簡略化されています。バディーズは、それぞれ決まったタイプのこうげきわざを持っており、たとえば原作だとみず・こおりタイプだったラプラスはみずタイプのわざ、みず・ひこうタイプのスワンナはひこうタイプのわざ、といったようになっています。その意味で、原作にあったポケモン自身の複合タイプがなくなっているようです。弱点も1種類で、さらに無効化されるタイプ相性も存在しません(じめんタイプにでんきタイプのわざが効くなど)。
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バディーズにはロールが設定されています。攻撃が得意な「アタッカー」、HPが高く味方を強くすることができる「サポート」、そして状態異常にする攻撃や敵の能力を下げることが得意な「テクニカル」の3種類。この組み合わせによって戦術も変化していくというわけですね。
はじめはストーリーモードをひとりで遊ぶことになりますが、そのうちほかのプレイヤーと協力して戦うマルチチームバトルも楽しめるようになります。マルチチームバトルでは3人のプレイヤーがそれぞれ1組のバディーズを操作します(ただし編成では3組のバディーズを用意しておき、バトル中にそれを入れ替えることが可能)。
また、息を合わせて攻撃を行うとさらに強烈なわざ「イッセイコウゲキ」を放つことも可能なので、仲間の様子を見ることも重要。この協力プレイがいわゆるエンドコンテンツに相当するようです。
◆かなり奥が深そうな成長要素。バディーズを強くするにはとにかくバトル!
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ポケモンたちには原作と同じく、HP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさという能力値が用意されています。わざも、こうげきが高ければ高いほど強い物理わざ、とくこうが高いとより強くなる特殊わざが存在。すばやさはわざゲージの溜まる速度に影響を及ぼします。
バトルに勝利して経験値を獲得すればレベルは上がるのですが、やはり上限が用意されています。そんなときは道具を使ってゲンカイ突破し、さらにレベルを上げられるようにしましょう。また、バディーズは星の数(いわゆるレア度)によってもレベル上限が存在します。これは「のびしろ」というアイテムを使うことにより上限を解放でき、星の数が低いバディーズも★5まできちんと成長できるようになるのです。
あるいは、素材となる「とっくんマシン」を使ってわざを覚えることも重要ですし、特定のポケモンは進化させることができるようです。ポケモンが進化するとバディーズわざがより強力なものになることもあるそうです。
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さらなる高みを目指すプレイヤーは、バディーズのパッシブスキルが重要になってきます。これは『ポケットモンスター』シリーズの特性に似たもので、勝負のときに自動で発動するスキル。たとえば「ピンチになったときに攻撃力がアップする」といった特殊な効果をもたらします。パッシブスキルはストーリーを進めていくことで解放できるそうです。
エクストラエリアやデイリーミッションでは、強化用アイテムを狙うことが可能。さらにミッションごとにドロップアイテムも存在するので、何度もバトルを繰り返してバディーズを鍛えていきましょう。試遊会で見た限りでも、育成要素はかなり奥深そうです。
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気になるのはバディーズの入手方法。ストーリーを進めることでも一定のバディーズを仲間にできますが、ダイヤ(いわゆる課金アイテム、ストーリーやミッションをクリアすることでも手に入る)を使った「バディーズサーチ」も用意されています。
バディーズを入手すると「バディーズエピソード」という個別ストーリーも解放できますよ。ちなみに、もし同じバディーズが再度仲間になった場合、バディーズわざがレベルアップするという仕様になっています。
◆対人戦やメガシンカの有無など、質疑応答でわかった細かな要素
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また、本作のプロデューサーであるDeNAの佐々木悠氏に質問をする時間も設けられていたため、そこでわかったことも以下でまとめておきます。
- イベントは定期的に実施予定。
- バディーズは最初から65組実装。随時追加予定。
- 対人戦は未実装で、これからも実装するか未定。
- 一部のバディーズ、例えばコルニ&ルカリオでは、「バディーズわざ」によりバトル中のみメガルカリオのすがたになる。
- 分岐進化のポケモンに関しては未定。
- ストーリーは配信開始時に18章あり、随時追加予定。
- 天候の要素もあるが詳細は未定。
- 特別なコスチューム「マジコス」姿のトレーナーが登場する。たとえばストーリーではイワークをつれたタケシが仲間になるが、マジコスという衣装を着てバンギラスをつれたタケシも登場する。
『ポケモンマスターズ』を遊んだ感覚はオーソドックスなスマートフォン向けゲームという印象で、タイプ相性を簡略化したり常に弱点を表示したりと遊びやすさが重視されているように感じられました。ストーリーは確認できた限りでは割とあっさりめで、好みのバディーズでチームを組んでたくさん育成をして楽しみたい、という人に向いていそうです。
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