Production I.Gの石川光久代表は、「『鹿の王』を読んだ時、これは“作ってはいけない”作品であると感じました。実は、今でも思っています。繊細で、奥深く、壮大な世界に宿る“命の物語”を映像で表現するということは、もはや不可能だと感じたからです」と当初の心境を明かす。さらに、「しかし“創る”という人間が現れたのです。『鹿の王』をアニメで表現するという想いのもとに集まったスタッフの顔ぶれは、想像を超え、狂気を感じさせました。“命をつなぐ”、これは作品のテーマというだけではなく、I.Gの命運をかけた戦いのテーマでもあるのです」と熱い思いを語った。