ベテラン声優・速水奨、昨今のアニメ業界について思いを語る 「もっとゆっくりでいいと思う」 | アニメ!アニメ!

ベテラン声優・速水奨、昨今のアニメ業界について思いを語る 「もっとゆっくりでいいと思う」

芸歴38年に及ぶベテラン声優の速水奨(「BLEACH」藍染惣右介役や「ヒプノシスマイク」神宮寺寂雷役など)が、今と昔のアニメ業界を比較した。放送期間が短くなったことを指摘して、「もっとゆっくりでいいと思うんですよね」と語った。

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芸歴38年の声優・速水奨、現在のアニメ業界に「もっとゆっくりでいいと思う」
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 芸歴38年に及ぶベテラン声優の速水奨(「BLEACH」藍染惣右介役や「ヒプノシスマイク」神宮寺寂雷役など)が、今と昔のアニメ業界を比較した。放送期間が短くなったことを指摘して、「もっとゆっくりでいいと思うんですよね」と語った。

 1月18日に生放送されたAbemaTV「声優と夜あそび」に速水がゲスト出演して、金曜MCを務める関智一(「ドラえもん」スネ夫役や「新世紀エヴァンゲリオン」鈴原トウジ役など)と木村昴(「ドラえもん」ジャイアン役や「ヒプノシスマイク」山田一郎役など)と3人でトークを繰り広げた。


 デビュー15年目の木村にとって、速水は大先輩。アニメ業界の変化についてたずねられた速水は「僕がデビューした頃は、アニメの本数も月に30本ないくらいだった。深夜枠でアニメとかなかったですもん」と回想した。現在と比べて放送されるアニメの本数が少ないため、声優たちは洋画の吹き替えの仕事をよく担当していたらしい。


 本数だけでなく、放送期間にも違いがある。速水が「大体1年間だった。1年間で新人が一生懸命に勉強して、スタジオの中でどんどん成長できた時代なんですよ。声優学校もなかったし」と振り返った。木村が「1クールってちょうどいいようで、やっと役をつかんできて、『よし、ここからだ!』ってときに終わっちゃう長さっていうふうに言われますよね」と返すと、速水も「切ないですよね。もっと大事にしたいじゃないですか。時間ってこんなに贅沢なものなんだなって逆に思ってしまう。もっとゆっくりでいいと思うんですよね」と自身の考えを述べた。


 速水は「時代がすごく速さを求めすぎている。新人声優も最初から上手じゃないといけないみたいな。そんなことはないと思うんですよね」と現在のアニメ業界に対しての思いを語っていた。


(C)AbemaTV


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《AbemaTIMES》
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