神谷浩史&井上和彦が明かす「夏目友人帳」シリーズ10年の感慨と忘れられないエピソードは? | アニメ!アニメ!

神谷浩史&井上和彦が明かす「夏目友人帳」シリーズ10年の感慨と忘れられないエピソードは?

9月8日、『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』(9月29日公開)の完成披露上映会が、東京・台場のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて開催された。上映後の舞台挨拶には声優の神谷浩史と井上和彦、劇場版の伊藤秀樹監督、そして大森貴弘総監督が登壇した。

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『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』完成披露上映会(C)緑川ゆき・白泉社/夏目友人帳プロジェクト
  • 『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』完成披露上映会(C)緑川ゆき・白泉社/夏目友人帳プロジェクト
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9月8日、『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』(9月29日公開)の完成披露上映会が、東京・台場のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて開催された。上映後の舞台挨拶には声優の神谷浩史と井上和彦、劇場版の伊藤秀樹監督、そして大森貴弘総監督が登壇した。

上映後、大きな拍手がわき起こった客席に「一昨日の朝まで作っていたという出来たてホヤホヤ」と明かした神谷は、TVシリーズ10年を経た初の劇場版に「いままでTVシリーズだったので、イベント上映などでみなさんのお顔を見る機会はありましたが、こうしてこれだけ大勢の方にお見せして、しかも9月末から全国の劇場で…いまだにピンとこないです(笑)」と実感がわかない様子。

“トリプルニャンコ先生”のぬいぐるみを手にした井上は、「よく来たな!」とニャンコ先生の声で挨拶して喝采を浴びたのち、「10年前は、こんな素敵な大きな画面で見られるようになるなんて、思わなかったです。今日、こうしてみなさんの顔を見て『うわっ! すごいことやったんだな』と思いました」との感慨を口にした。

また音響監督も務めた大森総監督は、井上の“トリプルニャンコ”について「今回は、最初から和彦さんには『働いてもらいますよ』と言っていました」とニヤリ。
「TVシリーズでは夏目が受け身で、巻き込まれる形で動いて、そこにニャンコ先生がつかず離れずでいますが、劇場版は2人に直接的に何か起きたほうが面白いと思った」との意図を説明する。
メガホンを握った伊藤監督は、『夏目友人帳』には第五期から本格参加したことを前置いたうえで「第一期から参加してるスタッフさんたちの作品への思い入れがすごくて、脚本段階から 『このキャラは絶対にこんなこと言わない』などとツッコミが入って…」との苦労を述懐した。

シリーズの忘れられない思い出やエピソードを問われると、神谷は東京国際アニメフェアでアニメ化が発表されたことを振り返り、「アニメフェアは形を変えて毎春、(AnimeJapanとして)やってますが、和彦さんの誕生日が近いので、その祝いを10年間、ずっとやり続けてこられたのは、すごく思い出深いし、『夏目友人帳』っぽいエピソードだなと思います」としみじみ。

井上も当時を思い出し、CDドラマからのニャンコ先生の声の変化について「CDの時は、(ニャンコ先生の声は)普通にやってたんですよ。でも『これはないですよね?』と監督に言ったら『好きなようにやってごらんよ』と言っていただけて。『じゃあ好きにやらせていただきますと』ということで、このニャンコ先生になったんです。神谷くんもいて、2人でCDから同じメンバーでできたのは、すごく嬉しくて記憶に残ってる瞬間ですね」と語った。

最後に井上は「感謝の気持ちでいっぱいです。ここまで来られたのは、ひとえに応援してくださるみなさんがいたから」と、改めて感謝を口にする。神谷は「日本人らしい感性に響く、ふとした時に思い返して『あれ見たいな』と思ってもらえる作品になると思います」と締めくくり、会場は再び大きな拍手に包まれた。

『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』は、9月29日より全国ロードショー。

『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』完成披露上映会
日程:9月8日(土)
場所:ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場 スクリーン1
登壇ゲスト:神谷浩史、井上和彦、大森貴弘総監督、伊藤秀樹監督

(C)緑川ゆき・白泉社/夏目友人帳プロジェクト
《仲瀬 コウタロウ》
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