「BLAME!」劇場∞Netflix トークイベント 劇場と配信の同時展開はなぜ実現したのか? | アニメ!アニメ!

「BLAME!」劇場∞Netflix トークイベント 劇場と配信の同時展開はなぜ実現したのか?

劇場アニメ『BLAME!』はNetflixとタッグを組み、劇場公開とオンライン配信を同時展開する「劇場∞Netflix」を行う。5月12日には「『BLAME!』劇場∞Netflix トークイベント」がソニーPCL試写室にて開催された。

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劇場アニメ『BLAME!』はNetflixとタッグを組み、劇場公開とオンライン配信を同時展開する「劇場∞Netflix」を行う。5月12日には「『BLAME!』劇場∞Netflix トークイベント」がソニーPCL試写室にて開催された。

イベントには『BLAME!』のエグゼクティブ・プロデューサーを務めるポリゴン・ピクチュアズの守屋秀樹と、Netflixでコンテンツ・ディレクターを務めるジュリアン・ライハンが登壇。「アニメ!アニメ!」元編集長の数土直志による進行の元でトークを繰り広げた。
まずはNetflixでの配信が決まった経緯について、守屋は「ポリゴン・ピクチュアズは、もともとアメリカ向けのアニメを製作している会社であり、アメリカのNetflixとのつながりがありました」とコメント。「ただセルルックCGアニメを作るのは初めてでしたので、当初はできるのかなと不安ではありましたが、『シドニアの騎士』、『亜人』と放送前に買って頂けたこともあり、“『BLAME!』もどうですか?”となりました。だからNetflixのサポートがなかったら『BLAME!』は作れませんでしたね」と打ち明ける。
ライアンは「我々は企画の段階か参加してらトップクリエーターたちと一緒に作り上げるスタイルを大事に思っています。『BLAME!』は原作が素晴らしく、このストーリーであれば全世界で絶対に通用すると思い、二つ返事でご一緒させて頂くことにしました」と作品に自信を見せた。

ネットとの同時展開については、守屋は「日本の劇場はOKを出してくれるのか?」と不安を感じていたそうだ。しかし日本アニメ初のドルビーアトモス上映を採用したり、音響監督がこだわって4種類の音を制作したりと、劇場と配信で違う体験ができるような仕組みを取り入れることで、賛同してもらえる劇場を増やしていったと語る。
ライハンは「Netflixでは自社で企画・プロデュースするオリジナル映画の製作も始めていますが、日本でこの『BLAME!』が初めてのオリジナル映画になります。劇場で楽しんだ後に、Netflixでいつでもどこでも、何度でも確かめて頂くのも良いと思います」と同時配信ならではの楽しみをファンに向けて伝えた。

『BLAME!』
2017年5月20日、劇場∞Netflix 世界同時公開

「『BLAME!』劇場∞Netflix トークイベント」
日程:5月12日
場所:ソニーPCL試写室
登壇者:守屋秀樹(ポリゴン・ピクチュアズ プロデューサー)、ジュリアン・ライハン(Netflix コンテンツ・ディレクター)
司会:数土直志

(C)弐瓶勉・講談社/東亜重工動画制作局
《高橋克則》
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