3月23日と24日の2日間に渡り、AnimeJapan 2017のビジネスエリアではAJ×ABPF アニメビジネス大学が開催された。アニメビジネス・パートナーズフォーラムの協力の下、実例を伴ったアニメビジネスの基礎講座を聞くことができるもので、AnimeJapanとしては初の試みとなった。23日に行われた講座「一般商材・サービスをアニメグッズにしよう」では、千島守(株式会社トムス・エンタテインメント/経営企画室 広報部長)、高橋祐馬(株式会社アニプレックス/企画制作グループ 宣伝部 課長)が登壇して実際の商品企画について解説。陸川和男(株式会社キャラクター・データバンク/代表取締役社長)がナビーゲーターを務めた。千島は「アニメ作品企画と商品化の関係~国民的アニメ作品の商品化事例をふまえて~」と題して、商品化企画におけるビジネスプロセスを説いた。日本動画協会によるアニメ産業レポートを引用して、国内のマーケット売上の見方からレクチャー。アニメビジネスの仕組みを図式化し、プロダクション、製作委員会などの立ち位置について解説した。その上で、ビジネスにおけるアニメのウェイト、ポジションの見定めについて示唆した。高橋は商品化、コラボ事業の成功例を紹介。らしさ、真摯さ、賢さ、愛しさの4つの“さ”を提示し、アニメを事業に活用する際のポイントを示した。実例として挙げられたのは『アイドルマスター』と動物病院のコラボポスターや、『Fateシリーズ』と大谷焼のコラボ食器。作品の特徴(らしさ)が合致した事業と、真摯にこだわったモノづくりでファンに喜ばれたコラボ商品の実例といえる。また、眼鏡と『Fateシリーズ』のコラボ事業を挙げ、キャラクターのビジュアルと直結していない商品であっても、こだわりと高いデザイン性で作品要素を取り込んだアプローチの例を明示した。そこに作品の理解やビジネス知識と、何よりもアニメとファンを好きになる愛情が上乗せされた時、成功例が生まれやすくなると、既存の事業を見ながら考察した。会場は満席になる盛況ぶりで、講義後には登壇者との名刺交換会が開かれた。有識者と直接、繋がることができる、ビジネスパーソンにとって画期的な場となったことだろう。AnimeJapan 2017ビジネスエリア:2017年3月23日(木)~3月24日(金)メインエリア:2016年3月25日(土)~3月26日(日)会場:東京ビッグサイト
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