ちばあきおの伝説的な野球漫画『キャプテン』、そしてその続編にあたる『プレイボール』。新機軸野球漫画のパイオニアとして圧倒的な支持を受けた2作の続編『プレイボール2』が、いよいよ連載を開始した。2017年4月5日発売の「グランドジャンプ」9号より、故人であるちばからコージィ城倉にバトンタッチして連載されている。今回、その同誌表紙の画像とカラー扉イラストの画像が届いた。『キャプテン』は1972年から1979年まで「別冊少年ジャンプ」にて連載された。主人公・谷口タカオがキャプテンに指名されてしまい、そこから努力と決してあきらめない強い姿勢でチームを率い、成長していく展開が人気を博した。『プレイボール』も同じく谷口を主人公とし、場所を高校に移しての努力と根性を描いた物語となっている。今回新たに作画を担当するコージィ城倉もスポ根を得意ジャンルのひとつ。その中の『おれはキャプテン』は影の薄い霧隠主将が主人公で、彼がキャプテンとして手腕を発揮するというストーリーを描いた。展開は一見するとちばの2作を彷彿させるものになっている。ただし、主人公の主将は現代っ子で、知識と不思議なカリスマ性でチームを率いていくという『キャプテン』シリーズとはまた別の魅力を持つ作品となっている。そんな城倉だが、『キャプテン』シリーズの続編を描くにあたって、コンセプトを「何も足さない、何も引かない」として、ちばの作品の「再現」を主軸にすることをすでに宣言している。その宣言通り、今回届いたイラストはちばのイラストのテイストを見事に「再現」。宣言の通りにコンセプトを貫いている様子が伺える。谷口タカオの高校最後の1年が描かれる予定となっている本作。ストーリー上において、果たして城倉がどのような「再現」を見せてくれるか。今後の展開にファンの期待も募るところだろう。(C) グランドジャンプ2017年9号/集英社(C) ちばあきお・コージィ城倉/集英社
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