日本アカデミー賞協会が主催する日本アカデミー賞は1月16日、2016年に公開された映画作品を表彰する「第40回日本アカデミー賞」の優秀賞一覧を発表した。『シン・ゴジラ』が優秀作品賞に輝いたほか、優秀アニメーション作品賞に『君の名は。』、映画『聲の形』、『この世界の片隅に』、『ルドルフとイッパイアンテナ』、『ONE PIECE FILM GOLD』が選出されている。日本アカデミー賞は「日本映画人による日本映画人のための日本映画の祭典を」という理念のもと、1978年より開催されている日本の映画賞だ。第40回においては、2015年12月16日から2016年12月15日までに公開され、上映回数・期間などの基準を満たした作品を選考対象としている。庵野秀明が脚本と総監督を務めた『シン・ゴジラ』は、優秀作品賞のほか優秀監督賞、優秀主演男優賞、優秀助演女優賞、優秀音楽賞、優秀撮影賞、優秀照明賞、優秀美術賞、優秀録音賞、優秀編集賞と、合計10部門での受賞を果たした。「巨大不明生物」の襲来に直面した現代日本をリアルに描き出した話題作が、作品の隅々まで評価されたといえそうだ。興行収入230億円越えと、日本のアニメ史に残るヒット作となった『君の名は。』は、優秀アニメーション作品賞以外にも優秀監督賞、優秀脚本賞、優秀音楽賞に名を連ねた。夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡の物語を生み出した新海誠と、主題歌「前前前世」で作品を牽引したRADWIMPSの功績が認められた格好だ。同じく優秀アニメーション作品賞の『この世界の片隅に』も、優秀音楽賞に選ばれた。戦下の広島・呉に生きる“すずさん”の「悲しくてやりきれない」現実を彩ったコトリンゴの音楽が、作品とともに大きな支持を受けている。また優秀外国作品賞では、動物たちの“楽園”で奮闘する新米ウサギ警官を主人公にした『ズートピア』と、世界的SFシリーズにおける新たな3部作の始動を描いた『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が入選を果たした。さらに会長特別賞には、『リボンの騎士』や『どろろ』といった手塚治虫作品など、数々のアニメ音楽にその名を遺した冨田勲が選ばれている。各賞の授賞式は、3月3日に東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われる。『シン・ゴジラ』の最優秀作品賞はあるのか、そしてアニメーション作品賞における最優秀賞はどの作品になるのか。見どころの多い式となりそうだ。第40回日本アカデミー賞優秀作品賞『シン・ゴジラ』優秀アニメーション作品賞『君の名は。』映画『聲の形』『この世界の片隅に』『ルドルフとイッパイアンテナ』『ONE PIECE FILM GOLD』
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