テレビアニメ『昭和元禄落語心中』の第2期制作が決定した。タイトルは『昭和元禄落語心中~助六再び篇~』となり、舞台を現代に移して新たな物語を描く。『昭和元禄落語心中』は雲田はるこが「ITAN」(講談社)にて連載中のマンガが原作だ。第17回「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞や第38回「講談社漫画賞」一般部門を受賞した話題作で、2015年には原作単行本にOADを同梱した特装版がリリースされた。2016年1月からはMBS・TBSほかアニメイズム枠にてテレビアニメの放送がスタート。与太郎役の関智一、菊比古役の石田彰、助六役の山寺宏一ら、キャスト陣が本格的な落語を披露したことで大きな注目を集めた。4月1日放送の第13話でクライマックスを迎えた本作。第1期は菊比古と助六、二人の過去を中心としたストーリーだったが、第2期『昭和元禄落語心中~助六再び篇~』では舞台を現代に移す。今度は一体どんな物語が繰り広げられるのか。オンエア時期やスタッフなどの詳細は一切明かされていないが、第2期も落語シーンが登場するのは間違いないだろう。キャスト陣のさらなる熱演に期待したい。テレビアニメ第1期の放送は終了したが、今後も関連イベントの開催が控えている。4月25日には東京・池袋演芸場にて「昭和元禄落語心中寄席~作中の根多を聴く~」と題した落語会が行われる。イベントではアニメ本編で登場した落語をプロが実演。「子ほめ」「出来心」「明烏」「死神」を楽しめる。『昭和元禄落語心中』で落語に興味を持ったファンにとって嬉しい機会となった。チケットは前売2000円、当日2500円だ。[高橋克則]『昭和元禄落語心中~助六再び篇~』(c)雲田はるこ・講談社/落語心中協会
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