今週注目の映画: 「ガラスの花と壊す世界」 人類滅亡後の電脳世界のSF設定が魅力 | アニメ!アニメ!

今週注目の映画: 「ガラスの花と壊す世界」 人類滅亡後の電脳世界のSF設定が魅力

新年1月第2週の今週注目の映画2本目は、A-1 Pictures制作のアニメ映画「ガラスの花と壊す世界」だ。

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新年1月第2週の今週注目の映画2本目は、A-1 Pictures制作のアニメ映画『ガラスの花と壊す世界』だ。本作は、2013年に開催されたポニーキャニオン主催のアニメ化大賞にてアニメに選ばれた作品で、創作ユニットPhysics Point制作の作品「D.Backup」を原案としたオリジナルアニメーション映画だ。
ストーリーは、地球のあらゆる時代や場所が記録されている“知識の箱”を守護する“アンチウイルスプログラム”である女性のドロシーとデュアルが、ウイルスに襲われている記憶を失った少女リモを助け出すと共に、彼女の正体を探るもの。

2100年に人類が滅亡した世界が舞台で、“ViOS”上で動作する地球上のあらゆるデータを収集する環境管理プログラム“マザー”などのSF要素が特徴的だ。あらすじには言及されていないが、人類滅亡以前に“ViOS”に関係した人物とされるダニエル・ドーソンやその妻スミレなど注目したい世界設定も多い。

スタッフには監督に「新世界より」で監督も務めた石松真史氏が、キャラクター原案にはカントク氏が、脚本には志茂文彦氏が抜擢されている。登場人物のキャストは、“ドロシー”を佐倉綾音氏が、“デュアル”を種田梨沙氏が、“リモ”を花守ゆみり氏が、“スミレ”を茅野愛衣氏が演じる。
なお、原案を制作したPhysics Pointは、シナリオやオーサリングなどを担当する志村おとの氏と、グラフィックやキャラデザを担当する平梅珠百合氏による2人組のユニット。2002年から活動を開始しており、フリーゲーム「BREAKER」などの開発を行った経験を持っている。

カントク氏によって描かれた魅力的なキャラクター原案や電脳世界が舞台となるSFな世界設定などで、本作はSFファンを中心に注目しておきたい作品と言えるだろう。1月9日に全国劇場にて公開予定だ。


『ガラスの花と壊す世界』
(c)Project D.backup
《G.Suzuki》
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