「二ノ国II」PS4向けにゲーム開発 キャラデザインにジブリ出身の百瀬義行、音楽は久石譲
PlayStation4向けの新作タイトルとしてゲーム会社レベルファイブがRPG『二ノ国II レヴァナントキングダム』を開発・発売する。
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「PlayStation Experience 2015」はプレイステーションのファン向けイベントで、プレイステーションに関する最新情報が次々に明らかにされた。今回の発表もイベントの目玉であるキーノートのなかで明らかにされ、その際にはファンから大歓声を受けた。
『ニノ国』はレベルファイブが開発・発売をするシリーズで、2010年に任天堂DS向けに『二ノ国 漆黒の魔導士』を、2011年にPlayStation 3向けに『二ノ国 白き聖灰の女王』をリリースした。ファンタジックな世界観が好評を博した。
またシリーズは、アニメーション作画をスタジオジブリが手がけたことで話題を呼んだ。ファンタジックな世界観、可愛らしい少年少女などスタジオジブリらしい作画が注目された。
『二ノ国II レヴァナントキングダム』でも、そうした世界観を引き継ぐようだ。発表と同時に日本版と海外版の公式サイトをオープン、3分近いトレーラーの配信を開始している。そこでは前作と同様の「二ノ国」と呼ばれるファンタジックな世界が描かれている。
幼い亡国の王子エバンと、異世界からの来訪者ロウランとの出会い、そこから始まる冒険がゲームのストーリーになるようだ。一方で前作とつながりはいまの段階では不明だ。またキャラクターたちは前作に比べて、よりCGを打ち出しており、セルタッチのフルCGを活用しているようだ。
『二ノ国II レヴァナントキングダム』の発売日、価格などは未定。一方、PVのクレジットで制作の一端は窺われる。ストーリーとジェネラル・マネジャーをレベルファイブ代表取締役社長のでもある日野晃博が担当、キャラクターデザインに百瀬義行、音楽を久石譲としている。開発・制作と国内発売はレベルファイブ、海外発売はバンダイナムコホールディングスが手がける。
スタジオジブリのクレジットはないが、百瀬義行はスタジオジブリで活躍したベテランアニメーターである。前作の「二ノ国」シリーズでもアニメーションパート監督を務めたから、シリーズのテーストも引き継がれそうだ。また音楽の久石譲も前シリーズから引き続き、宮崎駿作品を中心にこちらもスタジオシブリでお馴染みの存在である。
日本アニメのテーストを色濃く反映する『二ノ国II レヴァナントキングダム』が、最新のゲーム機でどう表現されるのか。今後の新たな発表が待たれる。