11月21日より公開中のアンメーション映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』は、サン=テグジュペリが生んだ名作文学『星の王子さま』のその後を描く物語だ。世界中にファンを持つ作品の続編とあって、製作発表時から注目されていた。そして、日本語吹き替え版ではその内容に加えて、松任谷由実さんが歌う主題歌「気づかず過ぎた初恋」も注目ポイントのひとつだ。「星の王子さま」と松任谷さんという、長らくの間多くの人から愛されてきた作品と人の共演は、ファンでなくとも納得しただろう。そんな松任谷さんは12月5日(土)、東京スカイツリータウンにあるコニカミノルタプラネタリウム“天空”でライブを行った。「気づかず過ぎた初恋」の配信、40周年記念ベストアルバムの記念盤「日本の恋と、ユーミンと。- GOLD DISC Edition -」のリリースを記念して開催されたものだ。「リトルプリンス 星の王子さまと私」に合わせての公演とあって、星空を堪能することを追及する演出が随所に盛り込まれた。プラネタリウムの星空は明るいと見えにくくなってしまうため、会場の照明を排除するという、松任谷さんのライブでも例のない試みもあった。会場のムードは完璧に作り上げられたが、その反面、ライブの演奏者がアイコンタクトをとれないという弊害もある。そこで、松任谷さんはソニーの透過式メガネ型端末『SmartEyeglass(スマートアイグラス)』を着用。演奏のタイミングやコンサートの進行が表示される形で進行した。「SmartEyeglass」は本来、作業現場での作業指示やスポーツなどの観戦中の情報表示に使用されるもので、演奏者が使用する例は今までになかったという。ライブでは、星だけが輝く幻想的な空間の中で、79年発売の8thアルバム「悲しいほどお天気」に収録されている「ジャコビニ彗星の日」が披露された。もちろん「気づかず過ぎた初恋」も歌われた。本楽曲を生歌で披露するのは、今回が初めてのことだ。また、アンコールを受けて再び登場すると、大空に雲が浮かぶ映像に切り替わり「ひこうき雲」も歌う。約6000通の応募の中から、幸運にもチケットを手に入れた100名のファンは、美しい映像とともに全7曲を堪能した。
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