多摩美術大学の創立80周年を記念した「多摩美映像フェスティバル in アキバタマビ21」が7月25日から9月6日にかけて開催される。会場は東京・秋葉原のアートスペース・アキバタマビ21、若い才能を日本のポップカルチャーの中心地から発信する。 フェスティバルは多摩美術大学を卒業した若手クリエイターの映像作品を一挙上映する企画だ。アニメーションだけでなくCGや実写など多彩な作品があり、クリエイティブを刺激する機会になりそうだ。
多摩美術大学は映像を表現媒体とした作家や映画監督など、数多くの人材を輩出してきたことで知られている。アニメーション関係者にも同大学出身者は多い。企画展「多摩美映像フェスティバル in アキバタマビ21」では、卒業後も映像制作を続けるクリエイターたちの短編を中心に、選りすぐりの映像作品を上映する。 ラインナップは、映像領域を専攻する造形表現学部映像演劇学科の作品はもちろん、美術学部絵画学科日本画専攻・油画専攻・版画専攻、彫刻学科、グラフィックデザイン学科、情報デザイン学科と、各学部から集結した約30作品だ。映像ジャンルも、アニメーション、実写、MV、CG、シネカリと多様性に富んでおり、様々な表現が提示されることになる。多摩美の映像を解き明かす格好の機会と言えるだろう。