「赤い光弾ジリオン」BD-BOX発売 日本アニメの分岐点となった作品を未公開資料と伴に | アニメ!アニメ!

「赤い光弾ジリオン」BD-BOX発売 日本アニメの分岐点となった作品を未公開資料と伴に

1987年に放送されたSFアニメ『赤い光弾ジリオン』がBlu-ray BOXで発売されることになった。2015年9月25日にバップよりリリースされる。

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1987年に放送されたSFアニメ『赤い光弾ジリオン』がBlu-ray BOXで発売されることになった。2015年9月25日にバップよりリリースされる。
BOXにはテレビシリーズ全31話のほか、OVAとして1988年に製作された『赤い光弾ジリオン 歌姫夜曲』も収録する。またBlu-ray化するにあたり、HDリマスターを実現した。よりクリアな映像で28年前の映像を楽しめる。特典も盛り沢山で、価格は38000円(税抜)。

Blu-rayの普及に伴って、近年、旧作アニメのBlu-ray BOXの発売が相次いでいる。そのなかでも『赤い光弾ジリオン』は、特に発売が注目されるひとつだ。作品として面白さに加えて、日本のアニメ史においても重要な位置を占めるからだ。
物語の舞台は西暦2387年の殖民惑星マリスとなる。ノーザ人に襲撃を受けた主人公のJJたちは未知の文明が作りだした光線銃ジリオンと伴に、これに対抗する。当時のタツノコらしいスタイリッシなデザイン、SFアクションがたっぷり盛り込まれている。
一方アニメーション制作、当時は新興制作会社の京都アニメーション、そして竜の子制作分室である。竜の子制作分室は、この作品をきっかけに後のプロダクションI.Gの設立につながって行く。

チーフディレクターは先頃、映画『ジョバンニの島』で世界的評価を受けた西久保瑞穂、キャラクターデザインの後藤隆幸はプロダクションI.Gの取締役を務める。また制作プロデューサーは現在のI.Gポート、プロダクションI.Gの代表取締役石川光久。いまの日本アニメを支える多くの人材が参加する。描き下ろしイラストも、後藤隆幸、浜崎博嗣、黄瀬和哉の3人が担当する豪華さだ。
さらに資料価値の特典が揃う。未公開制作資料であったシナリオの複製本、絵コンテン本(OP、第31話)、さらにブックレットには当時のスタッフのインタビューや座談会を掲載する。かつてのファンは勿論だが、新しい世代も手にとりたくなる作品ではないだろうか。

『赤い光弾ジリオン Blu-ray BOX』
http://www.vap.co.jp/category/1436262311094/
発売日: 2015年9月25日(金)
価格: 38,000円+税



『赤い光弾ジリオン』
(C)タツノコプロ・NTV
《animeanime》
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