ホドロフスキー原作のバンドデシネ「カスタカ」 寺田克也のあとがきも収録 | アニメ!アニメ!

ホドロフスキー原作のバンドデシネ「カスタカ」 寺田克也のあとがきも収録

『エル・トポ』や『ホーリー・マウンテン』などのアレハンドロ・ホドロフスキー監督のバンド・デシネ『カスタカ』が5月25日に刊行。寺田克也さんのあとがきも収録している。

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『エル・トポ』や『ホーリー・マウンテン』などの作品を手がけたアレハンドロ・ホドロフスキー監督のバンド・デシネ『カスタカ』が5月25日に刊行された。巻末にはイラストレーター・マンガ家の寺田克也さんのあとがきも収録している。

『カスタカ』は原作アレハンドロ・ホドロフスキー、作画ダス・パストラスによるバンド・デシネである。原作ホドロフスキー、作画フアン・ヒメネスのスペースサーガ『メタ・バロンの一族』のスピンオフで、宇宙最強の戦士たることを宿命付けられた一族の生涯が描かれている。自らを犠牲にすることすらいとわない戦士たちがたどった波乱の運命が明らかになる。
その本編も気になるが、巻末には寺田克也さんのあとがきが収められた。アニメ、マンガ、ゲーム、映画など幅広い分野で活躍する寺田さんのあとがきはファン必見の内容である。『カスタカ』はB5判でフルカラー全120ページ。価格は1800円(税抜)となっている。

アレハンドロ・ホドロフスキーは1929年チリ生まれ。1968年に『ファンド・アンド・リス』で映画監督デビューを果たしたが、それ以外にも俳優、タロット研究者、作家、サイコマジシャンなど、多彩な経歴を持つ。1975年に映画『デューン』の制作過程でバンド・デシネ作家のメビウスと出会い、『猫の目』『アンカル』などのバンド・デシネを発表した。
2014年6月には『デューン』制作頓挫の顛末を描いたフランク・パヴィッチ監督のドキュメンタリー映画『ホドロフスキーのDUNE』が公開。同年7月にはホドロフスキーにとって23年ぶりの新作映画『リアリティのダンス』も公開され、こちらも注目を集めた。
[高橋克則]

『カスタカ』
http://pie.co.jp/search/detail.php?ID=4632
作: アレハンドロ・ホドロフスキー 画: ダス・パストラス
定価:1800円(税抜)
発行元: ユマノイド
発売元: パイ インターナショナル

《高橋克則》
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