新鋭のアニメスタジオとして注目されるスタジオコロリドが新たな劇場アニメ制作した。台風が迫る文化祭前夜に、学校で不思議な少女ノルダと出会った少年たちの物語を描いた『台風のノルダ』である。監督の新井陽次郎は、スタジオジブリにて『コクリコ坂から』や『風立ちぬ』など数々の作品に参加した新鋭。『台風のノルダ』は監督デビュー作となる。さらにキャラクターデザイン・作画は『フミコの告白』や『陽なたのアオシグレ』の監督で知られる若手の石田祐康が起用され、フレッシュな布陣となっている。そんな話題作の本予告編がいよいよ公開された。映像には台風が吹き荒れる学校の様子と、本作の主要キャラクターになる3人がたっぷりと描かれている。短い予告編ではあるが見どころがたっぷりだ。ひとつは本作の主題歌であるGalileo Galileiの新曲がここで初披露されていることだ。曲のタイトルは『嵐のあとで』、作品の内容ともぴったりだが、これはGalileo Galileiが本作のために書き下した。青春を感じさせる歌声とメロディーに注目したい。また主人公の東の声を演じる野村周平の演技もここで早くも確認出来る。「本当に難しくて、改めて声優のみなさんはすごいと思った」と語った野村の声の演技も見逃せない。さらにもうひとつ、アニメ好きにはうれしい発表もあった。映画公開にあたっては、石田祐康監督による『陽なたのアオシグレ』を同時上映することになった。『陽なたのアオシグレ』は小学生の男女の心の交流をファンタジックな映像で届ける。こちらは石田祐康監督の劇場デビュー作である。『台風のノルダ』と併せることで、スタジオコロリドの今後の方向性も見えてくるのでないだろうか。『台風のノルダ』の全国公開は2015年6月5日(金)より。まさに台風シーズンの近づく初夏の季節となる。この夏の話題作の一本である。■ Galileo Galilei(主題歌担当)コメント「『台風のノルダ』主題歌のオファーを頂き、大変光栄に思っています。シンプルで普遍的な舞台設定だったこと、監督から具体的なリクエストがあったこともあり、絵コンテを見せてもらった時点で、頭の中で曲のイメージが組み立てられていくのを感じました。どしゃぶりの雨、屋根付きのバス停、喧嘩中の二人。そんなことを思い描きながら書いた曲です。レコーディングにもとてもこだわったので、ぜひ映画館の大きなスピーカーで聴いてほしいと思います。」尾崎雄貴(Galileo Galilei)『台風のノルダ』 6月5日(金)より 全国にて3週間限定ロードショー 配給:東宝映像事業部http://typhoon-noruda.com/『台風のノルダ』(C)2015 映画「台風のノルダ」製作委員会
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