「ホビット」シリーズの最終章『ホビット 決戦のゆくえ』が、国内では12月13日(土)に全国公開する。そのロードショーを直前に控え、ピーター・ジャクソン監督がハリウッドの殿堂「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」入りを果たす快挙を成し遂げた。現地時間12月8日には現地で受賞セレモニーが行われた。シリーズのキャスト陣も集まり殿堂入りを祝福した。「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム」は映画関係者をはじめ、エンタテイメント業界に貢献した偉人たちの名前が記されている歩道である。ピーター・ジャクソン監督は2538番目の殿堂入りを果たし、歩道に自らの名を刻むことになった。アカデミー賞の授賞式が行われることでも有名なドルビー・シアター前には受賞セレモニーのセットが組まれ、多くのキャスト陣が祝福に訪れた。「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズと「ホビット」シリーズでゴラム役を演じた盟友のアンディ・サーキス、今年4月に一足早く殿堂入りを果たしたレゴラス役のオーランド・ブルーム、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの主人公フロド・バギンズ役のイライジャ・ウッドなどが集結。ワールドプレミアに匹敵するほどの豪華な顔ぶれで、セレモニーは大きな盛り上がりを見せた。監督は「素晴らしい役者のみなさん、こんなに長い間映画製作を一緒にしてくれてありがとう」と『ロード・オブ・ザ・リング』から続いた製作の日々を振り返った。そして「一番大事なことは我々が友達になったことです。感謝しております。今後も末永くこの友情が続くように願っております」と語った。最後は「映画のファンのみなさんにも感謝します。我々は独力でがんばったり、ベストを尽くしたりすることもできますが、12歳だったころの少年の夢をかなえた一番の理由であり続けてくれてありがとうございます」と言葉を送った。キャストや観客への尊敬の念と、製作を無事に終えた達成感が伝わってくるスピーチとなった。[高橋克則]『ホビット 決戦のゆくえ』12月13日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他全国ロードショーhttp://www.hobbitmovie.jp
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