スタジオライフ30周年「トーマの心臓」DVD化 手塚治虫の名作「アドルフに告ぐ」上演決定 | アニメ!アニメ!

スタジオライフ30周年「トーマの心臓」DVD化 手塚治虫の名作「アドルフに告ぐ」上演決定

11月13日劇団スタジオライフの創立30周年イベントが開催された。そこでは手塚治虫の名作『アドルフに告ぐ』の上演と『トーマの心臓』の初DVD化が発表された。

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スタジオライフ30周年「トーマの心臓」DVD化 手塚治虫の名作「アドルフに告ぐ」上演決定
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  • 『トーマの心臓』過去公演より。小学館文庫(C)萩尾望都
11月13日、中野にてスタジオライフの創立30周年イベントが開催された。この日、集まったファンはおよそ400人以上、劇団の予想を上回り、急遽、会場を広げたそう。ここで、30周年企画や上演予定演目が発表された。
まずは『大いなる遺産』の上演、こちらは今年の12月~来年1月にかけて行われる。そして、なんと言っても手塚治虫の名作『アドルフに告ぐ』が2015年7月~8月にかけて東京と大阪で上演が決定している。2007年に天王洲・銀河劇場にて初演、待望の再演となる。2.5次元舞台でも”硬派”な作品を上演してきた同劇団らしい、30周年にふさわしい演目であろう。また、終戦70周年にも当たり、歴史を考えるよい機会になるであろう。

そして『トーマの心臓』初のDVD化であるが、これが発表されたとたんにおよそ400人以上のファンから大歓声が起こった。2014年の最新のものを含めて8回上演を重ねてきた作品である。初演は1996年、劇団スタジオライフにとっても思い出深いものであると同時にターニングポイントとなった作品、しかも、である。
特典映像が原作者の萩尾望都と演出家の倉田淳、そして出演劇団員のスペシャルインタビュー!という内容。ファンにとっては、もう”秘蔵映像”ではないだろうか。それに『訪問者』も収録されるとのこと。もりだくさんな内容のDVD、待ち遠しい。

全ての役を男性が演じるという劇団スタジオライフ、その虚構性が物語の輪郭をよりドラマチックにはっきりとさせ、じわじわとファンを増やしてきた。そして現在は劇団員約40名、先頃、劇団の代表である河内喜一朗が急逝したが、落ち込んではいられないとばかりに賑やかなイベントだった。来年も元気に活動するであろう。

『アドルフに告ぐ』原作:手塚治虫
新宿 紀伊国屋ホール
2015年7月10日(金)~8月2日(日)
梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2015年8月22日(土)・23日(日)

劇団スタジオライフ公式サイト
http://www.studio-life.com
《高 浩美》
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