アニメイトとGyaOが共同出資会社アニメイトギャオを設立 電子書籍市場からアニメ・マンガ活性化
国内コンテンツ配信の大手GyaOとアニメ商品開発と販売のアニメイトが新ビジネスで手を組んだ。7月7日から「アニメイトブックストア」のサービス提供を開始した。
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新会社の事業は電子書籍サービスの運営で、7月7日から早くも「アニメイトブックストア」のサービス提供を開始した。GyaOの持つ電子書籍配信のノウハウと全国110店舗以上あるアニメイトの店舗の顧客を結びつける。
アニメイトブックストアの最大の特徴は、アニメやマンガ、ライトノベルなどの分野にフォーカスすることだろう。アニメイトとGyaOは、アニメイトブックストアを通じてアニメ・マンガ市場、電子書籍市場の活性化を目指すとしている。
アニメイトは全国に110店舗以上構える書籍、キャラクターグッズなどの大型チェーンである。アニメやマンガ、ゲーム、ドラマCDの情報発信の拠点ともなり、熱心なファンを多く抱える。アニメやマンガは動画配信や電子書籍配信では人気が高く、市場全体のシェアに占める割合も大きい。
一方、GyaOとその親会社のYahoo! JAPANは、動画配信は強いが、電子書籍は比較的手薄だ。アニメイトの強みにGyaOが目をつけたと言えそうだ。
具体的取り組みとして、まずアニメイトブックストアで使えるプリペイドカード「アニメイトコインは」を導入した。アニメイトコインは、アニメイトブックストア内だけでなく、全国のアニメイトの店舗で購入できる。クレジットカードを使わず電子書籍を購入できる。若い世代の利用が多いアニメイトの顧客に配慮する。
また、アニメイトのスマートフォン用アプリを利用した電子書籍の立ち読みや、アニメイトの実店舗と連動した作品キャンペーンも行う。アニメやマンガ、ライトノベルを通じた電子書籍市場とリアル店舗連携の試みが注目される。
アニメイトブックストア /http://www.animatebookstore.com/
Twitter /https://twitter.com/animatebook