日本の人気特撮番組の戦隊シリーズをベースにした「パワーレンジャー」の海外での高い人気はよく知られている。各国でテレビ放送され、お馴染みの各イメージカラーのスーツ姿のヒーローたちは世界中で目にすることが出来る。この『パワーレンジャー』が劇場映画に進出することになった。5月7日に米国の大手映画会社ライオンズゲートとブランドマネジメン会社のサバン・ブランズが共同発表した。発表によれば、映画は「パワーレンジャー」をベースにしたオリジナルの実写映画になる。ライオンズゲートとサバンが共同で製作を手掛けるが、制作のスタッフや公開時期などについては、今回は明らかにされなかった。一方、メディア王として知られるハイム・サバンが率いるサバングループは、5月6日にフランスで開催中のカンヌ国際映画祭で映画配給をスタートすると発表したばかりである。サバン・フィルムが大手映画会社と協力し、北米で年10本程度の劇場映画を公開するという。「パワーレンジャー」もその一本になるようだ。サバン・ブランズは、映像やキャラクターほかの有力ブランドなどのライセンスのマネジメント会社だ。2010年に大手テレビ局ABCから「パワーレンジャー」の権利を獲得、そのブランド再生で大きな実績を残した。もともと日本の映像・キャラクターを得意とするハイム・サバン氏がトップということもあり、「遊戯王」シリーズや「デジタルモンスター」シリーズのアニメやキャラクターのグローバルライセンスビジネスも行っている。サバンの映画進出が、今後こうした作品にも影響するのかが注目される。一方、ライオンズゲートは、ハリウッドメジャー以外では、最大規模を誇る米国の映画会社である。近年は同じく独立系のサミット・エンタテインメントと合併し、「トワイライト・サーガ」シリーズ、「ハンガー・ゲーム」シリーズなどの大ヒット作を抱える。
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