“日本の特撮魂、アナログを追求した作品” 「スターウルフ」DVD-BOX 復刻トーク | アニメ!アニメ!

“日本の特撮魂、アナログを追求した作品” 「スターウルフ」DVD-BOX 復刻トーク

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円谷プロダクションは創立50周年を迎えたことを記念し、レーベル「復刻 円谷TVドラマライブラリーシリーズ」にて数々の特撮ドラマをDVDでリリースしている。懐かしのあの作品、幻のあの作品が、次々に映像ソフトになり人気を呼んでいる。
2014年は、『スターウルフ』のDVD-BOXでスタートを切った。1月10日にDVD-BOX 1が発売、3月14日には第2巻が発売される。

『スターウルフ』は、1978年に放送された本格SF連続ドラマである。1970年代後半のSFブームを受けて企画された。スペースオペラの世界的大家であるエドモンド・ハミルトンの小説を原案としているなど、その野心の大きさが感じられる。
また、ロケット開発の父と呼ばれる工学者・糸川英夫さんが監修に参加した。特撮監督の佐川和夫さん、音楽の前田憲男さんなど一流のスタッフ陣により、硬質なタッチでキャラクター同士の葛藤や政治劇を描いた。

DVD-BOX 2の発売を記念して、そんないまなお輝きを持つ本作を語る座談会が、3月7日に実現した。
トークはまず、アニメ・特撮研究家の氷川竜介さんと特撮監督であった三池敏夫さんが参加して、『スターウルフ』の話題で盛り上がった。制作当時の社会状況や特撮技術など懐かしい話題が多く語られた。

三池さんはその様子を次のように説明する。「『スターウルフ』の特筆すべき点は、毎週放送していたところですね。CGなしのアナログ手法での製作で、特に爆発シーンは一発撮りだから、スタッフの呼吸感が素晴らしいですね」。
「当時、日米の特撮技術を比較すると日本の技術はまだまだ低くみられていて、技術面でもかなり制約があったが、それを乗り切る力強さを感じられるところですね」と氷川さんが応じた。
三池さんは「『スターウォーズ』みたいにお金をかけられるわけではないが、同じような映像をなんとか日本でも作ってやろうという意気込みで作った作品で、日本の特撮魂、アナログでどこまでできるかって事を追求した、見どころの多い作品だと思います」とミニチュアワークの素晴らしさを強調した。

最後に特別ゲストとして、キャプテン・ジョウ役を演じた宍戸 錠さんが登場した。『スターウルフ』の撮影当時45歳だったという宍戸さんは、「同時に5~6本ドラマを掛け持ちしていて大変だったが、撮影は楽しかった」と述懐した。
またリメイクされるとしたらという質問には、「今はどちらかと言うと悪役の方が似合うかな(笑)」と答え会場盛り上げた。
[真狩祐志]

復刻 円谷TVドラマライブラリー
/http://www.toei-video.co.jp/DVD/kaiki.html



『スターウルフ』DVD-BOX】
発売元: 円谷プロダクション 販売元: 東映・東映ビデオ
価格:各巻11,400円(税抜) 
《animeanime》
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