『Wake Up Girls!』は、様々な点で見どころの多い作品となっている。この連載では、そうした見どころや、そこから浮き上がる疑問点を山本寛監督に投げかけて答えていただいたものだ。
第1回はアイドルアニメ戦国時代になぜアイドルアニメだったのか?第2回はテレビ放送のスタートと劇場版の公開日を同じにした理由を伺った。そこからは『Wake Up Girls!』に意欲的に取り組む監督の姿が浮かび上がる。
今回は、物語の舞台となった仙台について質問をした。なぜ地方なのか?なぜ仙台なのか?山本監督の答えはいかに?
[質問]
舞台が仙台です。この土地を選んだ理由を教えていただけますか?
地方からのアイドルデビューという点も含めてお願いします。
[山本寛監督 コメント]
「先述の通り、震災がこの企画のきっかけになっているということ、東北に対して何かしたいという想いが発端です。
だから東北のどこでも良かったのです。実際東北にも「ご当地アイドル」はたくさんいて、小さな市町村にもいますからね。
しかしやはりイベント性といいますか、どうせならより多くのお客さんを集めて賑やかにやりたい、という考えがあって、東北第一の都市・仙台に落ち着いたという次第です。」
近年、流行の聖地巡礼などもあると思ったが、一番に返ってきた答えは東北を元気にしたいというものだった。山本監督は、実は2012年に復興支援アニメ「blossom」を制作、発表している。『Wake Up Girls!』には、その時から続く想いの延長線上にあるようにも感じた。

『Wake Up, Girls!』
/http://wakeupgirls.jp/
公式ツイッター @wakeupgirls_PR
劇場版『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』
公開中
テレビアニメ『Wake Up, Girls!』
金曜日深夜1時23分より、テレビ東京にて放送
テレビ愛知・テレビ大阪・仙台放送・AT-Xにて放送
ニコニコ生放送にて最新話数を毎週配信
