2年連続で米国の2大SF賞であるネビュラ賞とヒューゴー賞を同時受賞したオースン・スコット・カードの『エンダーのゲーム』が、いま再び注目されている。2013年にその実写映画が完成した。その壮大過ぎるスケールゆえ、たびたび浮かんだ実写企画は、これまでいずれも断念に追い込まれて来た。しかし、2013年に潤沢な製作資金を投入、監督にギャヴィン・フッド、そしてエンダー役の主演・エイサ・バターフィールドやハリソン・フォードを得ることで、ハリウッド超大作として映像化が実現した。2013年11月1日に全米公開、そして2014年1月18日に国内全国公開となる。米国では原作の知名度の高さ、その迫力の映像で年末の最重要映画として注目されている。そして、日本では、本作の原作が、新たなかたちで出版されることになった。日本での最初の刊行は本国で作品が発表された1977年の10年後の1987年、本国での高い評判を受けてのものだった。『エンダーのゲーム』は、その後、多くのファン、とりわけ作家やアーティスト、クリエイターに圧倒的な支持を受けた。自らの作品に『エンダーのゲーム』の影響を語るひとも少なくない。その後も版を重ねてきたが、発刊から20年後の2008年には絶版状態になっていた。一方で、復刊を願うファンの声も大きく、映画公開に合わせて11月8日に新たにハヤカワSF文庫より刊行される。また、刊行にあたっては、海外小説の翻訳に定評のある田中一江氏による新訳版とした。言葉を現代にあわせてアレンジし、さらに活字サイズも大きくし、上下巻に分けた。より手に取りやすくすることで、これまで以上に広い層にアピールする。さらに注目は、本作のイラストカバーを気鋭のイラストレーターである秋赤音が手がけることだ。秋赤音は、『金スマ』のオープニングアニメやゆずのCDジャケットなどでも有名だ。実は、秋赤音によるエンダーの絵は、今夏のコミケで巨大なウォールイラストが公開されて話題を呼んだばかりだ。今回は、あらためて原作イラストとして登板する。新訳版のカバーは、この秋赤音さんのイラスト版のほか映画のビジュアルを活用した映画版もある。映画の前売鑑賞券は10月26日から発売されるが、数量限定で秋赤音による描き下ろしイラストのクリアファイルと、映画オリジナルピンバッジがつく。こちらも目が離せない。『エンダーのゲーム』は、未知の侵略者と人類が戦う、遠い未来の物語だ。主人公のエンダーは、それを終わらせる者という名(エンダー)を背負って生まれた。やがて、エンダーは自らの意志とは別に、地球を滅亡から救う使命に立ち向かうことになる。『エンダーのゲーム』2014年1月18日(土) 全国公開配給: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン監督: ギャヴィン・フッド脚本: ギャヴィン・フッド原作: 「エンダーのゲーム」オースン・スコット・カード[出演]エイサ・バターフィールド、ヘイリー・スタインフェルド、ベン・キングズレー、ヴィオラ・デイヴィスアビゲイル・ブレスリン、ハリソン・フォードページ数: 上下巻(上)304頁・(下)336頁価格: 定価各798円(税込)
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