映画ファン、アニメファンに絶大な人気を誇る新海誠監督の最新作『言の葉の庭』が、5月31日にいよいよ国内全国公開をスタートする。話題の作品だけに、その上映を心待ちにしている人も多いだろう。こうしたファンは日本だけでなく、海外にも少なくない。新海誠監督は、海外にも多くのファンを抱えていることで知られる。そうしたなかで本作は、制作当初から英語字幕バージョンを制作し、さらにワールドプレミアはオーストラリア・ゴールドコースト映画祭を選択した。国境を越え、さらにそれを意識させない取り組みを行ってきた。これに加えて今回、『言の葉の庭』が台湾と香港で、日本と同日公開することが明らかになった。両地域はとりわけ新海誠ファンの多い場所で、こうした場所でいち早く作品の魅力を届ける。台湾と香港のファンにはうれしいものとなるだろう。実際に公開前から、その人気ぶりは伝わってきている。台湾ではインターネット先行販売をしたところ、チケットがわずか1秒間で売り切れた。まさに瞬速で完売したかたちだ。海外で公開される日本映画はFacebookページのみで情報告知されるケースも多いが、台湾ではその世界観を活かした公式ページを立ち上げ、最新情報を配信する。また、クリアポスター、タンブラー、タカオの学生カバンなど、台湾オリジナルグッズも多く企画されている。さらにアニメイト台湾を通じて日本版Blu-ray Discが限定発売される。BDは香港でも発売される。こちらは上映劇場で、日本版の劇場特典付きBDが限定販売される。最近日本で増えつつある劇場公開と映像ソフトの同時展開のビジネスの仕組みが、海外でも行われる。『言の葉の庭』は、今後も積極的に海外での上映も積極的に進める。台湾と香港以外の国々も、随時劇場公開を予定している。一体どの国で、いつ公開するのかも気になるところだ。『言の葉の庭』5月31日全国公開 /http://www.kotonohanoniwa.jp/『言の葉の庭』（台湾公式サイト）/http://www.mightymedia.com.tw/The_Garden_of_Words/
