毎日新聞が主催する第67回毎日映画コンクールの受賞作品が、1月18日に発表された。各賞のうちアニメーション映画賞に『おおかみこどもの雨と雪』(細田守監督)、大藤信郎賞に『火要鎮』(大友克洋監督)が選ばれた。毎日映画コンクールは1946年から開始された。前身の東京日日新聞が戦前の1935年に開始した全日本映画コンクールがもととなっており、日本でも古い歴史を持つ映画賞のひとつだ。アニメーションでも、1962年にはアニメーション作家・大藤信郎の基金によって大藤信郎賞が設けられている。こちらもアニメーション映画を対象とした国内で最も古い賞となっている。1989年には、さらにアニメーション映画賞が新設されている。現在は、アニメーション映画賞が1年間の最優秀作品、大藤信郎賞には実験的な要素のある革新的な作品と対象を切り分けている。今回、アニメーション映画賞に選ばれた『おおかみこどもの雨と雪』は細田守監督の最新作。細田監督は、2007年に『時をかける少女』、2010年に『サマーウォーズ』で、同じくアニメーション映画賞を獲得している。3作品連続での受賞となり、細田監督への高い評価をあらためて示したかたちだ。一方、大藤信郎賞の『火要鎮』は、『AKIRA』などで知られる大友克洋監督の短編作品である。日本の江戸時代を舞台にした本作は、日本の伝統的な味わいをCGアニメーションで表現し注目を浴びている。劇場未公開のため国内外での上映はまだほとんど行われていないが、作品を評価する声は高く今回の受賞につながった。大友監督は1995年の第50回でも、「『MEMORIES』の製作総指揮に対して」として同賞を受賞している。大友監督の先進的な取り組みが継続的に評価されている。第67回毎日映画コンクールでは、日本映画大賞に『終の信託』を決定している。表彰式は2月7日に、川崎のチネチッタで行われる。[真狩祐志]毎日映画コンクール/http://mainichi.jp/enta/cinema/mfa/
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