“ヒーロー”をコンセプトの掲げ2011年秋に創刊した「月刊ヒーローズ」(ヒーローズ)が、創刊から半年あまり、新たな挑戦に乗り出している。このほど英語版の公式サイトをスタート、さらに開催が発表されたばかりの第2回漫画大賞の英語での募集を開始した。「月刊ヒーローズ」は2011年11月に創刊した大型マンガ誌である。連載作品を“ヒーロー”というコンセプトにフォーカスしたことや、マンガ誌の流通をコンビニ大手のセブンイレブンに絞ったこと、さらに作品制作にも新たな仕組みを築くなど大きな注目を集めている。また、「月刊ヒーローズ」の特徴のひとつが、ウェブやソーシャルメディアの活用だ。ウェブサイトでは雑誌や作品の情報だけでなく、最新話の試読みやウェブだけの企画コンテンツも多数掲載する。このウェブを用いて、新たな取り組みをスタートする。創刊当初から掲げていた世界に通用するエンタテインメントをウェブから目指すことになる。英語版のウェブサイトの大きな役割はふたつになっている。ひとつは連載作品の第1話の配信である。これらの作品は全て英語翻訳がつけられ、手軽に利用できる。現在、「月刊ヒーローズ」は、日本語のみの提供で、英語版はない。しかし、今年9月には、「ヒーローズコミックス」を創刊、単行本の発売をスタートする。作品の認知度の向上は、今後の新たな展開も期待させる。もうひとつは、先日、詳細が明らかになったヒーローズ漫画大賞の海外に向けた告知である。日本と同様に海外のマンガ家志望者に対して、漫画大賞への応募を働きかける。英語で募集することで、海外から日本のマンガ賞へのハードルを低くする。海外には日本マンガスタイルの作品を描くファンは多く、日本でデビューしたいと考えるものも多い。海外ファンから注目を浴びそうだ。「月刊ヒーローズ」はこれまでも、本誌への海外の作家の積極的な登用を目指してきた。海外の才能を発掘し、日本での作家デビューということも今後はあるかもしれない。「月刊ヒーローズ」/http://www.heros-web.com/「月刊ヒーローズ」英語版/http://www.heros-web.com/en/「月刊ヒーローズ」英語版 漫画大賞募集告知/http://www.heros-web.com/en/award/
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