10月20日から28日まで開催される第25回東京国際映画祭は、コンペティション部門の国際審査委員長に、米国の大物プロデューサーであるロジャー・コーマン氏を決定した。6月12日に明らかにされた。コーマン氏は他の審査委員と伴に、世界各国から出品された映画の審査にあたる。東京国際映画祭のコンペティション部門は毎年十数本の映画が各国から公式出品される。この中からグランプリにあたる 東京 サクラ グランプリなどが選出される。コーマン氏は、1926 年デトロイト生まれ。1954年に『海底からの怪物』 を自主製作、その後、数多くの低予算作品を手がけ大きな成功を収めた。その後は、製作予算も拡大し、70 年代には自身の会社ニューワールド・ピクチャーズを米国最大のインディペンデント映画配給会社とした。ハイテンポな娯楽映画や、カルト映画を配給したほか、世界の名作映画の米国配給を手がけた。公開作品には、イングマール・ベルイマン、フランソワ・トリュフォー、フェデリコ・フェリーニ、黒澤明、ヴェルナー・ヘルツォーク各監督の作品などがある。また、2009年には映画芸術科学アカデミーからアカデミー名誉賞を授与されている。東京国際映画祭とのつながりは、1994年第7回東京国際映画祭・京都大会に始まる。ヤングシネマ・コンペティションの審査委員長を務めた。また、昨年はコーマン氏のドキュメンタリー映画『コーマン帝国』が、東京国際映画祭の特別招待作品として上映されている。インディペンデントの映画の持つ力を知り尽くしたコーマン氏は、国際映画祭の審査委員長に相応しい存在と言っていいだろう。ロジャー・コーマン氏のオフィシャルメッセージ「将来を担うであろう優れたフィルムメーカーのささやかな誕生に立ち会うと、明らかな兆候が感じ取れます。そういった若手の映画製作者には、一種の知性と独創性、そして不断の努力が見られます。彼らの成功を見守り、援助するのは爽快なことです。最後に東京を訪れた時、(私の中で)アジアの映画界の全景が明らかになり、また、多くの将来性のある監督の存在に気づかされました。この度、東京国際映画祭の審査委員長として東京を訪れ、新しい才能を見出す興奮を再び体験することのできる幸運に恵まれました。今年は、これまでと同様に、新たなストーリーテラーたちに感銘を受け、刺激されることでしょう。」第25回東京国際映画祭開催期間: 10月20日(土)~10月28日(日) 9日間 会場: 六本木ヒルズ(港区)ほかオフィシャルHP:http://www.tiff-jp.net
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