米国映画界の鬼才ティム・バートン監督、そしてハリウッドで最も魅力的な俳優ジョニー・デップ、この二人が手を組んだ最新映画『ダーク・シャドウ』が今年5月に日本にやって来る。全米公開は5月11日、そこからほとんど間を空けることなく、5月19日には日本でも丸の内ルーブル他全国ロードショーとなる。 ふたりは1990年の『シザーハンズ』以来、『チャリーとチョコレート工場』、『スウィーニー・トッド』、『アリス・イン・ワンダーランド』と、なんとも奇妙でファンタジック、そしてコミカルな作品の数々を世に送り出してきた。『ダーク・シャドウ』は、そんなファンの期待に応えるのに十分な作品だ。 本作のベースとなったのは、60年代にテレビ放映されていたドラマシリーズ『ダーク・シャドウズ』である。裕福な家庭に育ったにもかかわらず、魔女のアンジェ-クを振ったため、ヴァンパイアに変えられてしまったバーナバスが主人公。200年後に目覚めたバーナバスは、謎に満ちた一族の末裔たちに出会う。 もちろんジョニー・デップが演じるのはプレーボーイのヴァンパイアのバーナバスである。実はジョニー・デップは、テレブドラマシリーズの熱狂的ファンだった。そこで自ら権利を買い付け、映画化を企画、ティム・バートン監督を招聘し現代の映画化を実現した。念願のバーナバス役だけに、その演技に注目しないわけにいかない。 ジョニー・デップを取り囲む、共演者たちも魅力的である。バーナバスをヴァンパイアに変えてしまう魔女アンジェリーク役には『007/カジノ・ロワイヤル』のエヴァ・グリーン起用する。コリンズ家の末裔エリザベス役はミシェル・ファイファー、精神科医ジュリア役にヘレナ・ボナム=カーターと個性豊かな俳優が並ぶ。 これだけユニークな条件でさらに監督がティム・バートンとなれば、普通の映画になると考えるほうが不思議だろう。ティム・バートン監督とジョニー・デップの最新作、是非、押さえて置きたい。 (c)2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED『ダーク・シャドウ』5月19日(土)、丸の内ルーブル他全国ロードショーfacebookファンページ /http://ja-jp.facebook.com/darkshadowjpワーナー・ブラザース映画配給原題: DARK SHADOWS 監督: ティム・バートン[出演]ジョニー・デップ、エヴァ・グリーン、ミシェル・ファイファー、ヘレナ・ボナム=カーター、ジョニー・リー・ミラー、クロエ・モレッツ、ガリバー・マクグラス、ジャッキー・アール・ヘイリー、ビクトリア・ウィンター (c)2012 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED