第15回文化庁メディア芸術祭 「ももへの手紙」先行公開なども | アニメ!アニメ!

第15回文化庁メディア芸術祭 「ももへの手紙」先行公開なども

2月22日から3月4日まで、国立新美術館をメイン会場として第15回文化庁メディア芸術祭が開催される。昨年末に発表された受賞作品は、

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 2月22日から3月4日まで、国立新美術館をメイン会場として第15回文化庁メディア芸術祭が開催される。昨年末に発表された受賞作品は、国内外から応募された2714作品から選出されたもの。アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの各部門における大賞、優秀賞、新人賞の受賞作品や審査委員会推薦作品の約150点を一挙に展示する国内有数の大型イベントだ。
 前回もサテライト会場が設けられていたが、今回はさらに拡充する。国立新美術館に近い東京ミッドタウンのd-laboに、メルセデス・ベンツコネクション、ニコファーレ、TOHOシネマズ六本木ヒルズも加わる。展示や上映だけでなく、シンポジウム、プレゼンテーション、ワークショップなども名物となっている。

 TOHOシネマズは、映像やアニメーションが中心である。アニメーション部門大賞の『魔法少女まどか☆マギカ』全話、優秀賞の『ももへの手紙』と『鬼神伝』、審査委員会推薦作品の『おまえうまそうだな』とテレビアニメーション各1話、短編アニメーションなどとなっている。なかでも『ももへの手紙』は劇場公開前に観られるため、整理券を求めて早くから列が出来そうだ。

 国際関係のプログラムは今回も充実している。TOHOシネマズでは、2月22日に功労賞受賞者の木下小夜子さんによる「広島国際アニメーションフェスティバル27年の歩み」と題して過去のフェスティバルから代表作品が上映される。ASIFA-JAPANは毎年特選作品の上映も独自で実施ているが、この機会に改めておさらいするのもよいだろう。
 このほかオタワ国際アニメーション映画祭2011、アヌシー国際アニメーション映画祭2011、アルスエレクトロニカの上映もある。またミッドタウンのd-laboでも海外作品の上映がある。PISAF 2011、Ars Electronica Computer Animation Festival 2011、Best of SICAF 2011、SIGGRAPH Computer Animation Festival Electronic Theater 2011となっている。

 国立新美術館では2月22日にテーマシンポジウムの「世界のアニメーションフェスティバル~現状と展望~」が行われる。世界4大アニメーションフェスティバルのアヌシー、ザグレブ、オタワ、広島から各フェスティバルディレクターが登壇する。
 同じく国立新美術館のカンファレンストークでも2月23日にアニメーショントークがある。『マイブリッジの糸』でアニメーション部門優秀賞の山村浩二さんと前出のクリス・ロビンソンさんが登壇する。
 このほかメルセデス・ベンツコネクションでは、海外のディレクターやキュレーターによるプレゼンテーションが行われる。アルスエレクトロニカ、シネキッド、エクスペリメンタとアヌシー国際アニメーション映画祭、オタワ国際アニメーション映画祭、ザグレブ国際アニメーション映画祭となっている。
【真狩祐志】

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文化庁メディア芸術祭 /http://megei.jp/
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