角川映画は、2012年には3月17日公開の『ストライクウィッチーズ 劇場版』、4月21日公開の『ももへの手紙』、『花の詩女 ゴティックメード』、そしてこの『図書館戦争 革命のつばさ』を配給する。ここ数年、劇場アニメの注目が高まっているが、角川映画も積極的に劇場アニメに取り組んでいく。
『図書館戦争』は、『植物図鑑』や『フリーター、家を買う。』などで人気の作家・有川浩さんが執筆する。本屋大賞や星雲賞などでの受賞もある。これまで小説のシリーズ化だけでなく、マンガ版の刊行やテレビアニメの制作も行われている。
テレビアニメ版はプロダクションI.Gが制作を行っている。今回もアニメ制作はプロダクションI.Gで、監督は浜名孝行さん、脚本古怒田健志さん、キャラクター原案に徒花スクモさんと、テレビシリーズと同様の布陣で臨む。
『図書館戦争 革命のつばさ』の舞台は2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」が成立した30年後の世界だ。主人公・笠原郁が所属する図書隊。それは行き過ぎた検閲から良書を守るための組織。不器用でありながらも愚直に頑張る情熱から、エリート部隊・図書特殊部隊に配属された笠原郁は、本と自由を守るため、メディア良化委員会に立ち向かう。
『図書館戦争 革命のつばさ』の劇場前売鑑賞券は、3月より当該劇場で販売が開始される。前売特典なども後日公式サイトで公開予定である。また、2月10日発売のニュータイプ3月号には、劇場情報の詳細が掲載される。
【真狩祐志】
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『図書館戦争』
/http://www.kadokawa.co.jp/toshokan-sensou/
原作: 有川浩
監督: 浜名孝行
脚本: 古怒田健志
キャラクター原案: 徒花スクモ
アニメーション制作: プロダクション I.G