米国の大手アニメーション製作会社ドリームワークス・アニメーションSKGは、10月20日にデイブ・ピルキー作の世界的ベストセラー コミックス『パンツマン(Captain Underpants)』シリーズのアニメーション化を発表した。同社は本作の映画化権を獲得し、今後劇場アニメ化を進める。 公開時期は未定としており、実際にスクリーンに登場するのはまだ先になるとみられる。しかし、白いパンツ一枚で戦うパンツマンのキャラクターは数多いドリームワークスの作品の中でも、異色作になりそうだ。 『パンツマン(Captain Underpants)』シリーズは、1997年に第1作を発表。その奇妙なコンセプトが大受けし、大ヒットシリーズとなった。現在まで8冊が刊行され、米国のほか日本を含む世界19ヶ国で発売、これまでに米国だけで5000万部以上を販売した。 パンツマンは、ジョージとハロルドが空想で生み出したマンガの主人公。それがひょんなことから現実に飛び出して、実際に事件を解決することに・・・。奇想天外な物語がどのように映像化されるのか、気になるところだ。 今回の映画化権獲得について、ドリームワークス・アニメーションのチーフ・クリエイティブ・オフィサーのビル・ダマスキは、「今回の決定は私のスタジオにいる数え切れないほどの『パンツマン』のファンにとって喜びです」と話す。今後の、企画開発に意気込みを見せる。 また、作者のデイブ・ピルキーは、「私はこれまで『パンツマン』の映画化なんて一度も望んだことがなかった。実際、それがきちんと映画になるとは思えなかった」、「ところが『ヒックとドラゴン』や『カンフー・パンダ』を観たところ、ドリームワークス・アニメーションこそがこれを完璧に実行出来ると気づいた」と語る。
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